別行動 オリバー1 オリバー友達が欲しい
オリバー君は同性のお友達が欲しい。
「なぁ、リリィさん。ギルドの人たちに俺たちって避けられてない?」
ここにきてからずっと気にいている事を口にする。
「そう?私はそれなりに話す人いるけど?あなたの紹介も受付さんからの提案だったし」
ショックだ、リリィに会うまで俺だけボッチだったのか、いや、一人でギルドに行けば今もボッチか。
「あなた、見た目が熊だし、仕方ないんじゃない?私はいいわよ、他の女に言い寄られるの見たら冷静でいられないと思うし」
冷静じゃなくなったら何する気だ?聞かないけど。
「おれ ちょっと ぎるど いく」
「何で片言なのよ、何か用があるの?私も行こうかな」
リリィはよく俺と行動をしたがる、かわいい・・・が、今日はソロ活動だ。
「リリィ、俺だって友達の一人や二人見つけるから、一人でできるから」
「あら、残念、頑張ってね。じゃあ青カビのチーズ買ってきて」
「わかった(よくあんな臭いチーズ食えるな)」
オリバー君はまだ子供舌なのである。
ギルドの扉を開ける、ガラの悪そうな奴や、いかにも冒険者になって数日と言う感じの奴がこちらを見る。そして皆一斉に顔を背ける。
「受付のおじさーん、俺ちょっと傷心なんだけど話聞いてよー」
ここは愛想よくポップな感じで攻めよう。
「なんですか?受付嬢さんは後1時間後に出勤ですよ、リリィさんいないようだし話し放題ですよ」
「ここはあえて同性に話をしたい」
「浮気がばれた時は誠意を込めて謝罪しながら・・・・」
「違います!なんていうか俺ってリリィいないとボッチじゃないですか?俺地元じゃそこそこ友達いた方なんですよ、こっちでも同性で気兼ねなく話せる人がいないかなーって」
「うーん、まぁオリバーさんの事はそれなりに見てますし、紹介できる人はいますが、おっいい所に、おーいヒャッハーさーん」
「誰がヒャッハーだ、俺にはロックって立派な名前があるんだよ」
「急で悪いんだけどオリバーさんとパーティー組まないか?ちょうどいつものキノコの受注依頼来てるけどこの時期ちょっと深いところまで行かないと取れないでしょ?」
「んー、オリバー・・・・さんか、・・・・いいぜちょうど稼ぎたい所だったんだ、俺一人じゃあそこまでいけないしな」
「いいのか?しかし俺は植物とかキノコは怖いと言うか・・・」
「ヒャッハーさんは植物関係はスペシャリストなんで大丈夫ですよ、戦闘能力は低いですけど」
「ロックって言ってるじゃん、ならオリバーさん、準備して1時間後に門の外で大丈夫かい?」
「あぁ問題ない」
ちょっとワクワクしながら30分も早く門の外にいた、リリィにはチーズを買い忘れた事とクエストに行く事を伝えた。
少し怒られたがよく考えたら青かびチーズって結構高価なんだよね、自分で買ってほしい。
「お、待たせたか?すまんな、準備に時間を食った」
左腰と腰の後ろに小さなバケツほどの籠をつけてロックが現れた。
「いや、今来た所だ、歩きながら説明をしてくれ」
森に行く前にあらかた説明を受ける。森の中を4~5時間歩いた所に高給キノコがあるらしくこの地方の貴族が欲しているそうだ。俺の役目は護衛でロックは採取を担当する。
向かう途中に思い切って話せる範囲で自分の身の上を話した、ロックはそれを聞いて。
「そんな事だろうと思ったよ、最初は警戒したけどよ、途中から俺の第六感がお前ら二人は大丈夫って思い始めていた所だったんだよ、一応、ギルドの最初の能力テストの時に第六感4、隠密3、植物採取4、鋳掛師4、鍛冶屋3がついたんだぜ、特にこの第六感と隠密には助けてもらってる、何かあると鳥肌が立つんだ、おかげで長く冒険者をやれている」
「鋳掛師って何をやるんだ?初めて聞いた、鍛冶屋はわかるが」
「まぁ冒険には関係ないな、簡単に言うと穴が空いた鍋や釜に、別の金属を溶かして流し込み、塞いで修繕する金属修理の専門職みたいなもんさ、もう一つの鍛冶屋は包丁とハサミ研ぎくらいしかできねぇ」
「手に職があるならそっちをすればいいんじゃないか?」
「そうだな・・・オリバーは思い切って過去を話してくれたしな、クエスト後に時間あるか?ちょっと話をしようさ」
「ああいいよ、でも俺はあんまり酒は飲めないぞ(お、友達フラグたったー)」
「俺なんて完全に下戸さ」
いや、本当は1話にしようと思ったけどなんか2話になりましたね。男同士の会話って難しい。どっち
がしゃべってるかわかるようにしないといけない。うまく行ったのだろうか?
青かびチーズ、ブルーチーズなのですが作者は苦手です。生産国の人にとっては納豆みたなものですかね?納豆は大好きですよ。
5段階のギルドの判定基準、3で一人前、4で一流、5で達人、3未満は発表されません。見たい人は別途お金を支払えば見れます。料理3~4がでて戦闘スキルが皆無だと職員に説得されギルドの厨房にスカウトされます。料理5とか出たら豪商に紹介コースです。貴族は身元がしっかりした人しか雇いません。自分に描写力が無いだけでギルド併設の酒場兼食堂はお昼時と晩ごはんの時間帯は大盛況です。
オリバー君たちが材料を持ち込むのは暇な時間帯で別途調理料金を支払って作ってもらっています。
ロックさん、さすがにヒャッハーのまま話進めるのは無理があります。ヒャッハー改めロックさんです。
鋳掛師・・・作者の祖父がちょっとやっていたそうです、時代の波に逆らえず溶接工になりました。
途中から呼び捨てになっています、ロックの第六感が大丈夫と判定したようです。第六感だからロック、作者の小さな脳みそでも覚えれそうです。




