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婚約者といちゃつく奴を注意したら決闘となり敗北~すべてを失った男の物語  作者: 松ボックリ


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初めての共同作業 作戦の大成功

初めての大型クエストで二人は若干テンションが上がり会話が弾んでいます。

 とりあえず、近くの森で人が作った道沿いに半日ほど進んだ場所にゴブリンが30匹くらいで集落を形成しはじめているのでそれの殲滅依頼を受けた。

 完全に住み着いて近隣の村を襲い繁殖でもされたら目も当てられない、とはギルド職員の証言。俺たち二人は基本的に対人訓練しか受けてないので、綿密に計画を立てたいが時間が無い、ギルドの図書館の知識とギルド職員からのヒアリングだけでいそいそと準備をすませ森を歩いている。


 「一番でかい魔法の詠唱には120秒くらいで、中級は20秒、初級は10秒、生活魔法は一言ね」


 因みに一人前と言われる魔法使いで中級までは無詠唱、最大級でも10秒くらいで発動ができる。才能ある者なら12歳くらいで初級までなら完全無詠唱が可能だそうだ。


 「ええ、恥ずかしながらどうやっても詠唱が無いと発動できないの。その代わり前衛がしっかりしていれば喉がかれるか体力がつきるまでずーっと最大魔法でも撃ち続けれるわ、魔力量と魔力回復速度だけは誰にも負けない」


 「炎系が使えれば夜中に俺が突っ込んで油巻いて極大炎魔法どーんで終りそうだが、山火事は死刑もあるって話だしな。」


 「今回は土魔法で行こうと思うわ、今から行けば現地到着は夕方ね。明るいうちに群れの位置を確認しておいて夜中にあなたに侵入してもらってまずは群れを囲うように石の壁を作るわ。指定した場所にあなたが逃げれる程度の穴もあけておく」


 「それで俺の役目は、その大規模な石の壁を作るまで群れの中で暴れまくる事か?」


 「そうね、いくらゴブリンでも無対策でそんな大規模魔法を展開したら私の位置を特定して突撃してくるわ、あなたにはとにかく私が詠唱完了するまで盾を叩いたり大きな音だして耐えながら注意をひいて、それで壁が出来たら3時間くらいは中級の石礫魔法を浴びせ続けるつもり、その間に脱出したあなたは弓ゴブリンや魔法使いゴブリンの攻撃から私を守って」


 「大忙しだな、成功したら晩飯おごれよ」


 「いいわ、その代わり討伐証明のゴブリンの耳の切断もやってね」


 「へいへい、でも冒険者やっていくなら、解体も慣れないとダメなんじゃね?」


 「そうね、考えておく。(うまくいくようなら、ずっとこいつにやらせよう)」


 「そういえば近隣の村から拉致された人はいないのか?」


 「発見が早かったから近隣の村は厳重に防御を固めているから大丈夫だってギルド職員がいってたわ、一応人数も調べたけど行方不明者は無しって今朝報告があったようね」


 「そいつはよかった、じゃあ現地についたらさっさとやっちまおう」




 結果として作戦は大成功を収めた、計算外だったのがゴブリンの数が50を超えていたがリリィがゴブリンが逃げ出す前に集落を囲うように高さ20メートルは超えるような石壁を作るのに成功、俺は指定された脱出路から脱出してリリィが石礫を雨あられのようにゴブリン軍団に降り注がせ、散発的なゴブリン側の弓や魔法による反撃を俺の盾で受け止め、反撃が来なくなった所で作業終了、原形を保っていたゴブリンの耳、約50匹分を切り落とし無事帰還した。


聞いた話では近隣住民が武装してパトロールを行ったが逃げた個体は発見されなかった。

Q、詠唱が必要なのにどうやってずっと石礫魔法を打ち続けれるの?途中空白期間ができなの?


A,最初に4~5回くらいは石礫が降らない時間が出来るけど、それがすぎれば石礫が降り続いている間に詠唱が完了するから私の喉がかれるまで途切れる事無く降らすことが可能よ。



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