入学式 No1
バトル、ホラー、アイドル、恋愛と同時に開始したゆったり日常今日も今日とて三バカトリオは笑う。
4月、入学式に胸を高まらせ、僕は学校へ向かうため自転車に乗った。
「よしっ!」
僕の名前は「 羽山 優太 (ハヤマ ユウタ) 」今日から私立アクアリスタ学園に通う高校2年生。学力は中の下、運動は中の上。そんな特徴の少ない僕だ。
当然彼女もいない。
学校まではそこまで距離はない。登校時間も精々30分前後、学校からの距離も近くなく遠くなくだ。
こんなくだらない自己紹介をしてる間に学校に着いてしまった。
「よっ!」
声をかけてきたのは親友の1人「 里中 悟 (サトナカ サトル) 」彼とは小学生からの付き合いだ。彼は割とモテている。しかし、いまだに付き合ったことがない。もしかしてそっち系なのか、そっち系なのだろうか。
「なんか今失礼なこと考えてないか」
「いえいえ、滅相もございません。」
「そういえば、クラス表まだ見てないよな、俺も見てないから一緒に見に行こうぜ」
そう言って僕らはクラス表の貼られているであろ人混みに向かって行った。
「こーゆーのってさ、楽しみだよな〜」
そんなことを悟が言った時、人混みの中から1人の男が出てきた。そしてその男はこっちに気づいて向かってきた。
「よっ!高校でも3人一緒だな」
そう言ったのはもう1人の親友「 多山 透 (タヤマ トオル)」彼とは中学からの付き合いで面白いタイプの人間だ。
「また、3人一緒か〜」
「良かったような悪かったような」
まぁ、今年も友達作りをしなくていいと言う安心感はあった。
Twitterやってます。
@gagagamajikkuz
更新は毎週木曜日12時の予定です。
次回の更新は2016年4月14日木曜日12時の予定です。