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kokoro mittsu  作者: 雨音。
9/10

itsuka mata

itsuka mata


本当のことを、知りたくないのは、

心のどこかで分かってたから。


本当のことを、聞きたくないのは、

言葉にされたら本当になっちゃうから。


なんでもいいから、好きでいたかった。

なんでもいいから、好きでいて欲しかった。


たくさんの疑問が、浮かんでは消えていく。

なんで、どうして、なんで、どうして。

好きだと言った、あの言葉から嘘だった?

目が合ったあの瞬間から、嘘だった?

私に触れたあの時はもう、嘘だった?


ねえ、いつから嘘だった?


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