keshitai namae
kesitai namae
現実は、とても痛くて。
泣くことしか、出来なかった。
あなたは私に幸せをくれて、
最後に思い切り傷付けた。
笑顔が好きだと言ってくれたけど、
私はもううまく笑えない。
最初からずっと、二番目だった。
そんなこと、知るはずもなかった。
真夜中にくれる電話も、
声が聞きたいと言ったあの時も、
隣にいたのは、私じゃない誰かで。
寝静まってから、かけてたでしょ。
おかげで全く気付かなかったよ。
私だけだと思ってた。
触れる手の温もりも、
抱きしめてくれる腕の強さも、
ぜんぶ、ぜんぶ。
でも、違ってた。
要らないのは、私のほうだった。
簡単にさよならを告げられた。
受け入れられなかった。
好き以外なかった。
裏切られても嫌いになんてなれなかった。
どうしようもなく、
あなたでいっぱいだったのに。
どうしようもなく、
あなたしか要らなかったのに。
あなたは私を突き放して、
あの子と手を取り、歩いてる。
憎んでなんかない、
けど、幸せなんて祈れない。
それでも、確かに、幸せだった。
ひとつひとつの時間が、宝物だった。
あなたと出会えて、幸せだった。
もう二度と会うこともないでしょう。
だからせめて、綴って終わりにするの。
決して届かないあなたへ。
誰よりも大好きだったあなたへ。
N・Mのあなたへ。
もう思い出すのは、これが最後。
あなたを想って泣くのも、これで最後。
さよなら、さよなら。




