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所詮自分は読み専
ちょっとだけ書いてみて自覚した。
最初は楽しかった。子供のような体力で何処までも走ってる感覚がした。
でもそれはまやかしで幻想で妄想だった。
他人の評価、他者との比較、自らのハードル、止まらない使命感。
これらが毎日、24時間。脳内で警報を鳴らす。
「時間があるのだからやれ。」
そうやって訴えてくる。
日に日に体は拒否をする。
拒否をすればする程、警報はけたたましく鳴る。
それから逃げるように漫画、ゲーム、アニメと別の娯楽へと走る。だがそこには楽しみが無い。逃げてる自覚と苦しみが喉の奥に苦味を与える。
しまいには日常生活に支障が出てきた。
小説を読む事が楽しくなくなった……
……そして自覚した。
「あぁ、自分。読む専だ」
これには諦観と妥協が含まれてる。だが背負い過ぎてた、背負うには速かったナニカを降ろせて楽になった。視界が広がった。
もうあの警報はなってない。
だから今日も私は身の丈で小説を読む




