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テイマーギルド

次はミッシェルの試験

人間の最高レベル300レベルのミッシェル、彼女に試験などいらないかもしれないが、形式上とのことだった。


「ではBランクから!召喚マンティコア!」


人面に獅子の体に蝙蝠の様な羽根を持ちサソリの尻尾を持つ赤いモンスターその恐ろしさ、


【合成獣、肉食で気性が荒く、危険なモンスター】


だそうだ、サーチで見なくてもわかる危険度だ、恐ろしい見た目のモンスターを出して、妖艶で美しいミッシェルにそれを倒せというのかと、見ていた時だった。


ミッシェルはその場から消えた、そして次の瞬間にはミッシェルの踵がマンティコアの脳天に落とされ、マンティコアの頭は地面にたたきつけられた。


「瞬殺かよ」


隣の冒険者が顔を引きつらせつぶやいた。


何が起きたのか全く見えなかった。これが300レベル・・・・・SSSランク級のレベル、あまりにも頼もしすぎる強さに速さ、しかもMPが減っていない魔法など使わず、その肉体だけで、行われた神業だ


「次!Aランク!召喚!ワイバーン」


大きなギルマスの声の後にワイバーンが現れるがワイバーンが咆哮を挙げている間にまたミッシェルは消えてその腕でワイバーンを殴り気絶させた。その速さ、その強さ、彼女がいれば魔王なんて怖くないそう思えた。

これがSランク冒険者レベルの戦いなのかと興奮の中にやはり自分の惨めさが少し顔を出すのだった。


試験が終わりみんなギルドカードをもらう


【コウイチ・カンダ:Bランク】

【マーサ・フレング:Aランク】

【ロト・マミヤ:Aランク】

【ミッシェル・レド・クイーン:Sランク】


浩一は貰ったカードを見て、少し顔をゆがませる、このランクは自分のランクじゃないオノケのランクだ、赤ちゃん勇者の世話係、自分はただそれだけなんだ、


「浩一、お前、テーマーギルドにも行っといたほうがいいだろう」


「テイマーギルドですか?」


ギルマスに言われ首をかしげる


「テイマーギルドに登録しとけば餌やモンスター用の武器や防具の職人とも繋がりやすい、それにお前テイムできるモンスター上限無いだろ、テイマーギルドはテイムモンスターも売ってる、国から大金も出てるはずだしその金で何匹か旅に役立つモンスターを買うといい」


そのギルマスの提案にロトが手を挙げる。


「バブシュライムは絶対欲しいぞ!!」

(バブスライムは絶対欲しいぞ!)


鼻息荒く言うロトにミッシェルがちょっと顔をゆがませる、


「バブシュライム?」


浩一がロトの言葉に疑問を感じていたら


「バブスライムですね、体の汚れを食べてくれるのでお風呂の代わりになるスライムなのでバブ、お風呂のスライムと言う事です、清潔な旅をするには不可欠なモンスターです!流石ロト様!素晴らしい考えです!」


褒めるマーサにどや顔をしながら、3歳児にして欲しくない鼻の下を伸ばし鼻息の荒いロトを見て何かを察する浩一、


「スライムを使う用のテントも買ったほうがいいですね」


「なぬ!?そんなのいらないじょ!服を脱がなくてもいんだぞ!」

(なぬ!そんなのいらないぞ!服脱がなくてもいいんだぞ!)


「そうですよ、無駄な出費です」


そのマーサの言葉に、浩一は言う。


「スライムがミッシェルさんにまとわりつく所をロトに見せるんですか?」


マーサはミッシェルを見て目を見開き、浩一の方を見る


「バブスライム用のテントも必要ですね」


「うりゃぎりもにょおおおおおおお」

(裏切り者おおおおおお)


こうして、必要なモンスターを買うために浩一達は冒険者ギルドの隣にある広大な土地を持ったテイマーギルドに向かった。


テイマーギルドに行くと、沢山のテイマーとモンスターが居て、依頼受注やホスピタルと書かれた場所で順番待ちをしている人、武器防具屋で品物を選んでいる人、モンスター売買と書かれた受付で話をしている人などにぎわっている。


浩一達はモンスター売買の受付に向かう。


「いらっしゃいませー、売りますか?買いますか?」


受付の初老の女性が笑顔で言って来た。


「モンスターを買いに来ました。」


「はい、では、スタッフを呼びますね、ピューレ、お客様ですよ」


初老の女性が奥に声をかけると、オレンジ色の髪の長いおさげの元気な女性が輝く笑顔で出て来た。


「はいはーい!テイマーギルドにようこそぉ!飼育長のピューレでーす!かぁわいいぃモンスターちゃんを紹介しますよ・・・・て!貴方!オノケのテイムに成功した人じゃないですかぁ!」


ピューレは浩一の両肩を掴んで興奮したように顔を近づける、男子高校生の多感な時期に女性の顔がまじかに来れば、固まってしまうしかない。


「素晴らしい!オノケがテイムされるなんて前代未聞です!どんな魔法を!?何がオノケの心に!?興味がありますねぇ!研究していいですか!?」


ピューレは浩一が固まっていることをいい事に浩一を観察しまくるので、女性と縁の無かった主婦高校生だった浩一は触られまくれ、観察されまくってどうすることもできない、


「ピューレさん、その辺にしてあげてくれないかしら」


浩一の服に手をかけたところで、ミッシェルがその手を掴んで止める。


「あぁ!これは失礼!オノケテイムは長年のテイマーギルドの課題!あのわがままで悪戯好きで言う事を聞かない、テイムに向かないモンスター代表のモンスター!そのオノケをテイム!興奮してしまって申し訳ない!」


はははーと笑い、頭をかくピューレに受付の人はやれやれと首を振る


「すまないねぇ、モンスターの事となると歯止めが効かなくてねぇ、ピューレ、モンスターを買いたいみたいだから案内しなさい」


「はーい!ラナーラさん!ささ!オノケの方々こっちにどうぞ!牧場を案内します!」


浩一達はピューレに付いて行くとギルドの奥に行き、古い扉をくぐればその先は広大な野原と小さな林や岩山などモンスターに合わせた牧場に沢山のモンスターと世話をする職員がたくさんいた。


「ようこそ、人間国最大のモンスター牧場テイマーギルド、ゴート国カラバッシュ支部へ!」


その光景はまるで動物園、見たことも無いモンスターたちに浩一は目を輝かせた。


「まじゅはシュライムを見たいじょ!」

(まずはスライムを見たいぞ!)


ロトの提案にピューレはにっこりと笑う


「はいはーい!スライムは基本ですもんね!あ、テイマーさんはテイム上限見たいのでこちらの板に触れてください」


「あ、はい」


浩一はピューレの出した板を触れるとピューレは目をぱちぱちさせる、


「どうしました?」


浩一の質問にピューレは板を見せ、全員がその板を見ると∞マークが見える。


「つまり?」


「浩一さんのテイム上限は無いみたいですねぇ」


固まるピューレにロトが言う。


「しゃしゅがテイマートリプルえしゅ、しゃい高ランクのテイマーだな」

(流石テイマートリプルS、最高ランクのテイマーだな)


そんなロトの言葉にピューレは目を輝かせ、また浩一の肩を掴む


「最高ランクうううう!?!?!?羨ましい!羨ましすぎます浩一さん!!召喚者だからですか!?異世界からの特別待遇ですか!?羨ましすぎますううううう!!!!!だからオノケをテイムできたんです!?そういう事なんですううう!?」


肩を掴んでがくがく揺らされる浩一をミッシュエルガ救い出す


「貴方興奮しすぎよ」


「あ、失礼、あまりにも羨ましすぎて!!」


てへと、あまり反省していないポーズをするピューレ、


「ま!気を取り直して、スライム見ましょう!かぁんわいいスライム!揃ってますよ!」


木の柵の扉からい入り、スライムのいる草原に入る、さまざまな色のスライムが群を作りぷにぷにと動いて可愛くて癒される。


「定番はバブスライムですねぇ、今ちょうど職員が汚れを食べてもらってますねぇ」


ピューレの指さす方を見ると可愛らしい女性職員の服の中と外を体のラインがハッキリ見えるようにをスライムが這っていてなんとも煽情的な光景が………


「ロト様!目を失礼!」


「ああ!見たって平気なんだじょ!ただのしゃんしゃいじゃないんだじょ!!」

(ああ!見たって平気なんだぞ!ただの3歳じゃないんだぞ!)


マーサの的確な判断でロトの目はふさがれるが、思春期真っ只中男子の目はふさがれなかったため顔を真っ赤にして目をそらす事しかできないが目をそらした場所にミッシェルが居て、ミッシェルがニヤッと笑う。


「どうしたー?浩一―?顔が真っ赤よぉ???」


にやにやしながらミッシェルは浩一に抱き着き胸を押し付けるものだから思春期男子、鼻から赤いものが垂れるのである。


「あーーーーー!みっしぇるしゃん!しょれおえにもおおおおおおお」

(あーーーーー!ミッシェルさん!それ俺にもおおおおおお!)


下ごごろしかない赤ん坊が叫ぶがミッシェルは無視している、浩一は、ミッシェルの肩を持って自分から引きはがす、


「か、からかわないでください」


「ふふ、ごめんなさいね♪」


楽しそうなミッシェルに呆れながらも浩一は一呼吸してピューレの方を見るとピューレは興味深そうに見ている。


「なるほど!むっつりですか!」


「やめい!」


浩一の叫びに一切興味なく、ピューレはバススライムを1匹連れて来る。


「バブスライムはテイムしやすく普通に使われるので皆さん耐性がありますが、まぁあの赤ちゃんみたいに邪な目で見る人がいるので男女パーティーだとセットでテントも売っていますが、テントも買いますか?」


「お願いします」


「テントとかいらないいいいいいいいいい!!」


ロトの叫び声もむなしく、浩一はピューレからスライムとテントを受け取った。

支払いは後でまとめてするらしい。


「では、テイムの前に他にも有用なスライムちゃん見ちゃって後で一気にテイムしちゃいましょう」


「あ、はい」


次にピューレは薄水色のスライムとオレンジ色のスライムを連れて来る


「この水色の子はライトスライム、オレンジの子はホットスライムです、ライトスライムは暗くなると光って明かりの代わりに、ホットスライムは体を熱くして料理に使えます、火を使わなくてよくなるので安全に旅できますよ!」


ピューレの持つスライムはプルンと可愛く震える。

浩一が便利だなぁと思っているとマーサがライトスライムを見る。


「ライトスライムはよく使われるスライムです、食事は日光浴で大丈夫ですが………ホットスライムの餌は炎で火球を食事とします、どちらも餌を買う必要がなくいい買い物だと思いますよ」


なるほど、餌代がかからないなら買ってみてもいいかもしれない、


「じゃぁその子達も貰います」


「はいはーい、ならそうですね、旅の食事に卵があると健康にいいですよ」


「卵ですか?」


卵と聞いて、思い出すのはウ・コッケイ、あれを飼うのは少し怖い。


「こちらにいらしてください」


ピューレに呼ばれて付いて行くと、穴がいっぱい空いた草原、そこでピューレは笛を吹くと穴からサッカーボールほどの大きさの緑色で羽の小さな鳥が出て来る。


「この子達はモズラと言います一日4個無精卵を産みます、有精卵を孕むと無精卵を5か月産まなくなるので気を付けた方がいいですが、一匹テイムするだけなら大丈夫でしょう」


浩一はどの子をテイムしようか考えていると黄色いモズラに他のモズラが頭をつついて悪戯をしていて、小さなモズラがその悪戯しているモズラを追い払おうとしているが、どう考えても力不足だ、浩一は手伝ってやることにした。


「こらこら、イジメしないよ」


「ぴぴーーーー」



悪戯していたモズラはおどろいてどこかに行き、

モンスターの世界でもいじめがあるだなんてと思っていたら、浩一の足元で浩一を見上げる2匹、


「ぴぴぴぴ」「ぴゅー」


キラキラした目で黄色いモズラと小さいモズラに尊敬の目をされるのだった。


「この子は他の子と違って黄色いんですね」


浩一が黄色い子を抱っこして撫でてやると、黄色い子は嬉しそうに頭を手に擦りつけて来る。

ピューレは何か考えながら言う。


「その子は変異種でしてイジメられてるんです」


「変異種……」

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