★161 魔の手
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4月15日
教皇の護衛アルフレットからグレイスに手紙が来た!
「ヒロト、キングホーンへ行くわよ!」
手紙を読むやいなやグレイスが叫んだ。グレイスが叫ぶのを初めて見たよ!
「突然だな、理由を教えて。」
「教皇猊下に暗殺者の魔の手が!
私たちが教皇猊下をお守りするのよ!
私たちだけよ、猊下をお守りできるのは!」
グレイスが使命感でうっとりとしている!
占いで教皇が暗殺されると出たそうだ。
大っぴらに俺たちに依頼すると計画が変る可能性もあるので、
アルフレットがグレイスにこっそりと依頼してきたのだ。
「そもそも、なんでエルウィンが暗殺者に狙われるんだ?」
「教・皇・猊・下!
そんなことも知らないの?
教皇猊下がいらっしゃるお陰で魔物が弱く、少なくなっているのよ!」
「これでも弱く、少なくなってるの?」
疑問を呟くとグレイスにきつく睨まれた!
教会組織やしきたりに関しては割とどうでもいいと考えているグレイスだが、
神や教皇に関しては真面目で沸点が低くなっている。
「・・・じゃあ、エル・・・教皇猊下がいなけりゃ、俺たちって・・・」
「死んでいたわね!」
「うん、頑張って守って、恩返しせねば!
相手が暗殺者だとすると少人数で、変わった能力を使うのかな?
俺たち6人でいいかな?」
「ボクも行くよ!」
「私も行くわ!」
「俺は行かない!」
教皇と親友のカトレア、俺たちの叙事詩を歌っているマニフォは当然、
行きたがるわな・・・
ベルトリーニは巨乳の受付嬢と結婚してから遠征を嫌がるようになりやがった・・・
ディアナが俺をじーっと見てる!
「いつ起こるかわからない暗殺が実行されるまで
ずーっとポラリスの6人だけで警護するの?無理じゃない?」
「・・・しょうがない、シリウス、プロキオンも一緒に行こう!
ベルトリーニ、お前も来い!」
「えー、お前たちだけで充分だろ?」
4月25日
キングホーンに着くと、すぐに笑顔の教皇が出迎えてくれた。
俺たちも偉くなったもんだよ!
「ポラリスのみなさん、よく来てくれました。
私のためにどうもありがとうございます。
あなたがディアナさんですか、以前はカトレアがわがままを言ってすいません。」
穏やかな表情、心地よい声で話すと、ディアナは感激して涙をこぼしていた。
昼間はシリウスが、夜はポラリスが警備して
プロキオンは脱出ルートで待機することとなった。
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