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★128 プレドナへ

よろしくお願いします。

プレドナ編です。


フォーバル:40代後半のふくよかな婦人。料理上手な家政婦さん。

孫娘アルエは7歳になりました。


3月17日


早朝、まずはカラカスに向けて出発する。

結局、俺たちポラリス6人、シリウス6人、

フォーバルとアルエ、マーガレットの15人となった。

この街に来るときは40人以上いたのにな・・・


アルフヘイムへの旅で生け贄にされそうになった子ども6人は、

ここスプートでトレニアが育てることとなった。


愛海とグレイスは親として頑張っていたのだが、

ダンジョンに3日行って、1日だけ一緒に過ごすのでは

毎日ずっと世話してくれたトレニアには敵わなかった。


大勢の人々が見送りに来てくれた。

アメリアは初めて会った時より、たった2年でぐっと大人っぽくなっていた。

「手紙を書きます。占いの結果も送りますので、お返事くださいね。ユウナさん!」

おう、俺じゃないのね・・・


アレクは騎士の服装がメチャクチャ似合ってカッコいい!

「お世話になりました。ありがとうございました。フリッツ、ごめん、元気で!」


フリッツは、上を向いて叫んだ。

「シリウスは最強のパーティになってやる。

シリウスに居ればよかったって、後悔させてやるぞ!」


「フリッツなら出来るかもな、怪我するなよ。」

アレクは優しく微笑んだ。


ビュコックの爺さんが、俺を可愛い孫のように見ている!

「世話になったな、元気でがんばれ。呪うのを我慢してよかったわい。」

ホントに出来たのか!ヤバかった!


イワンは笑顔だが、下心が見え隠れしているぞ!

「ヒロト、元気で!マナミさんだけスプートに残らない?」


答えずニコニコしている愛海をイワンの視線から隠した。

「俺とずーっと一緒に行くから!」

俺の服を愛海がちょっとつまんでいる。か、可愛い!


ルシュクルは目を真っ赤にしている。

アンジュ、ミシェル、メーヴェ、トゥーレもだ。メリッサも並んでいる。


「みんなを助けてくれてありがとう。

スピカを強くしてくれてありがとう。

右腕を直してくれてありがとう。

アタシたち幸せだよ、ホントにありがとう!」

ルシュクルが無理矢理笑顔をつくってくれた。


俺も泣きそうだよ・・・

「ゴブリンジェネラルから助けてくれてありがとう!」


「ディアナをよろしくお願いします。」

ルシュクル、アンジュ、ミシェルが頭を深々と下げた。


「みんな、見送りに来てくれてありがとう。

みんなには世話になった。

このスプートでも楽しい日々を送れたのはみんなのおかげだ。

ありがとう。


冒険者を続けるのも、辞めるのもどっちでもいいよ。

ただ、みんな幸せになろう。幸せになるよう頑張ろう。


俺たちはちょっと遠くへ行くが、いつまでも仲間だ。

困ったことがあったら連絡をくれ。出来ることをするからさ。


10年後だったら、魔法で空を飛んで帰れるようになっているから、

すぐに助けてやるよ!」


最後は冗談だったけど、みんなは結菜と愛海に尊敬の目を注いでいた。


「じゃあ、いってきます。」




4月1日


ようやくプレドナに着いた。

事前に商人のパウルに連絡して家を用意してもらっていた。

ポラリスの6人、フォーバルとアルエの8人で古いが大きい家を借りた。


シリウスの6人、マーガレット、ポロッカの弟2人、ボリスの妹2人には、

一棟に6件あるハイツをまるごと貸してくれた。


カラカスで泊まった時に、ポロッカが家族の元に帰ったら、

14歳と7歳の弟を連れて来た。


14歳の弟が姉のように成り上がりたいから姉に付いて行くと親に宣言したら、

まだ働けない弟を連れて行けと言われたそうだ。


ボリスも同じで、ボリスの方は14歳と7歳の妹だ。


二人の家はともに6人兄弟で、ネグレクトっぽいこところがあるみたいだ。

14歳の二人は、俺のクラン入りをもうお願いしてきた。


14歳の2人は、7歳の2人もだけど、プレドナへの旅のなかでは問題なかったから、

まあいいけど・・・

アルエが、友達と別れて寂しそうだったから、そこはよかったよ。


ベルトリーニがディアナに一緒に住もうって何度も何度も何度も言っていたけど、

笑顔でスルーされていた。


マニフォは、魔物との戦いの場以外では暗かった。


読んでくれてありがとうございます。

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