魔王様。ボクは恋敵?ライバル出現!?ぬるぬるの触手の魔の手が魔王様を襲う!!9
リゼの瞳からは涙が流れ落ちて口からは悲鳴のような呻き声のような聞いたことのない声が漏れていた。
その声を聞いていると、ボクの頭がおかしくなりそうで、頭がクラクラしてきた。
「……んっ……んんっ……んん……んっ……」
ボクの中で暴れている触手を伝って地面に水溜りを作っている。
触手はそれに群がりゴクゴクと飲み始めた。
どうやら、触手の狙いはボク達の体液を摂取することのようだ。
おそらく、地上にいる生物を地下に落として触手のような木の根が獲物とした生き物から出た養分を吸収して成長しているのだろう。
一度、落ちたら二度と生きて外へと出られない植物なのだろう。
体を敏感にする煙を出して光るキノコは、この植物から栄養を得る代わりに落ちてきた生き物を麻痺させて体液の分泌を促す成分の入った粉を周囲に振り撒いているに違いない。
「んっ……んあああああああああああ!!」
ボクの隣でリゼの悲鳴が聞こえた直後、地面に垂れる水音が聞こえてきた。
朦朧とする意識の中でボクはリゼの方を向くと、リゼは苦しそうに触手を振り払うために手足をバタバタと動かしていたが、手足を触手に拘束されていて抵抗虚しく涙を流し続けている。
それから1時間後……
「あっ……あぁ……んっ……やめて……」
「あっ、あっ……んっ……もうだめ……はなし……あっ……んぁ……んんんっ……」
ボクもリゼも抵抗する力がなく虚な瞳で天を仰いでいた。
だが、触手達はボクとリゼを離してくれないどころか、その本数が増していた。
3時間後……
「んっ……あぁ……んんっ……やだ……やだぁ……もうだめ……やめてぇ……」
「あっ……んっ……あぁ……もう……もう、むりぃ……ふぃおれあ……さま……」
触手はボクとリゼの着ていた服をビリビリに破いて、肌が露出しながらぬるぬるとした触手の液体がボクとリゼの体を濡らしていた。
うねうねとボク達から体液を吸い続ける触手達に、ボクもリゼも絶望したように虚な瞳のまま触手に好きにされ続けていた。
その頃、ルシアはというと……
体中を血に塗れながら、大きなゴリラのような生物の尻尾を掴んで地面を引きずりながら魔王城へとルシアが帰ってきた。




