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異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


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8話 魔王様。勇者と再会する!?

 翌日。ボクとルシアは保護者としてセシルを連れてエレナの泊まっているホテルにやってきていた。


「エレナ! おはよう!」

「……約束。お菓子食べに来た」

「おはよう! ソアラちゃん! よく来たねぇ〜」


 満面の笑みでボクを見たエレナは後ろに立っているセシルを見てがっかりしたようにため息を漏らす。


「はぁ……あんたも来たのね」

「ええ、貴女が私のソアラ様に手を出さないように監視しておかないといけませんから……」


 エレナはセシルの言葉に眉間にシワをよせてあからさまに不機嫌そうな顔をした。


「……入ってもいい?」

「もちろん! ほら、お菓子もたくさん用意してあるの! さあ、ソアラちゃん入って入って!」

「うん! おじゃましまーす」


 招き入れられたボク達は部屋に入った。


 エレナの言っていた通り、テーブルの上には大量のお菓子とジュースが置かれていて、床にも封が切られていないお菓子の袋とジュースが溢れていて、とても数人で食べ切れる量ではない。


 だが、その心配はすぐにいらなかったと気がつく……


「いただきまーす!」

「……お菓子。おいしそう……いただきます……」


 ボクとルシアがお菓子を食べ始めると、一つ一つ色々な物が食べたいボクとは違って、ルシアは一つのお菓子だけ黙々と食べ進めた。


 ルシアは口の中いっぱいにリスのようにお菓子を頬張ってもぐもぐと食べている。


 すると、見る見るうちにお菓子の山が消えていった。


 その光景を見ていたボクにエレナが話しかけてきた。


「ソアラちゃん。お菓子足りない?」

「ううん。ボクはもういいかも……ルシアはまだ食べ足りなさそうだけど」

「そう。別に遠慮しなくていいんだよ〜? まだまだ、頼むから!」


 エレナはそう言ってホテルのフロントに繋がる電話でお菓子の追加を頼んだ。


 すると、すぐにお菓子を山盛りに持ってスーツ姿の男達が部屋に入ってきた。


「頼まれたものをお持ちしました」

「ああ、ありがとう。そこに置いておいて!」

「はい」


 彼等はエレナにお辞儀をして、机の上の空になったお菓子の箱や袋を片付けると、代わりに新しいお菓子をテーブルの上に並べた。


 そして、一礼して部屋を出て行った。


 その手際の良さにボクが感心するばかりだ。


「……ソアラちゃんは、なにか欲しいものない? お姉さんがなんでも買ってあげる!」

「……なんでも」


 隣に座って微笑んだエレナのその言葉にボクはふとエクセリアの顔を思い出す。

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