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詩全集4

私の事が好きなくせにっ

作者: 那須茄子
掲載日:2026/05/12

私の事が好きなくせにっ

言わせんなよ

心臓の裏側でドラムロール鳴らして

こっち見た瞬間にクラッシュシンバル鳴らすみたいな

そんな顔

普通に反則だろ


君の一挙手一投足が

いちいち私の世界線を揺らしてくる

「別に?」なんて言いながら

声の端っこにだけ私の名前を隠してるの

知ってるんだからね


放課後の廊下で

わざとらしく距離を取るくせに

目が合う回数が以上なんだから

どういうつも

目と目が合うって書けるくらい

ぴったりくっついてくるの

ほんとやめて

いや

いや?

やめないで


君の笑い声が

私の胸の奥のスイッチを勝手に押す

「好き」

喉の手前で渋滞して

交通整理の笛を吹く暇もなく

全部君のせいで詰まってる


ねえ、気づいてる

私が君を見るたび

心が跳ねるって字を

物理的に体現してるの

跳ねすぎてもう落ち着かない

落ち着けない

落ち着く気もない


君は知らんぷりして

でも知らんぷりの仕方が下手すぎて

その不器用さが

私の好きの燃料になっていく

ガソリン満タン

火花散って

恋が爆発する5秒前


私の事が好きなくせにっ

言いたいのはこっちなのに

君の視線が先に言ってくる

「バレてる?」

その目で聞くな

バレてるよ

とっくにね


だからもう

逃げてもいいし

逃げなくてもいい

どっちでもいいけど

私のバクバク・スピード違反だけは

責任取ってよね

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