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世界最強は元落ちこぼれ  作者: かたは
20/20

勧誘されました。

同盟国親善交流大会ーー通称、交流会。フィガルナ王国とカルスナ王国の両国に存在する、学園の代表生徒達で親睦を深め、また他校と競わせ刺激し合う目的でできたものだ。と言っても3学園だけのものだが...以前はラーティア帝国と同盟を結びラーティア帝国の総合学園を交流会に参加させる動きがあったが、ラーティア帝国に同盟を拒否され、それは叶わぬ夢となった。


「えっと、交流会ですか?」

アトラは生徒会長が言う交流会を知らいな。それはラティアやグレンも同じだ。


「えっ?!、まさか知らないのすか?」

サラ先輩がホントに知らないの...信じられない。と言った表情で3人を見つめる。


「えっと.....はい」

アトラが代表して返事をした。


「はぁ、聞いた私が言うのも変ですが、知らないとは驚きました。分かりました。ではまず、交流会について説明しましょう」


それから3人は生徒会長の説明を聞いて交流会と言うものを知った。

(まさか、他校と競う行事があるなんてな。エレナの奴...知ってる教えてくれてもよかったのに...)

アトラは生徒会長の説明を聞いたが腑に落ちない点があった。


「その交流会については分かりました。しかし、それと俺達に何の関係があるんですか?。生徒代表という事は基本は生徒会メンバー..もしくは3年の先輩方の中から優秀な生徒を選抜し参加させるものですよね」


そう、アトラが疑問に思っていたことは、何故このタイミングで交流会の説明を始めたのか、その意図が分からなかった。グレンやラティアもその事に疑問をもっていたらしくアトラの発言にうんうんと頷いていた。


「....本当に分からないかしら?」

生徒会長はニヤニヤしながらグレン、アトラ、ラティアの順で反応を見ていた。


(そうか!!ラティアだな。...確かに学年主席のラティアならば呼ばれることにも納得ができる)

アトラは確信した表情で生徒会長に言った。


「分かりました。会長の狙いはラティアですね」

「違うわ...いえそれも間違ってはいないわ。でも正解でもないわ」


生徒会長が回りくどい言い方をしているとサラ先輩が「アリシア、その焦らした言い方は貴方の悪い癖です」


「短所でもあるけれど、長所でもあるのよ。おかげで飽きずに話を聞いていられるでしょ」

「はいはい、分かったから早く説明してあげなさい」

「わかったわよ」

そう言って生徒会長はプゥ~~と頬を膨らませていた。その後、しばらくして真剣な表情に戻った。


「え~ゴホン...私が交流会に参加して欲しいと思っているのは貴方達3人共ですよ」

「「なにぃ~~~!!」」


ラティアは自身が学年主席であることからある程度、自分が選ばれることを覚悟していたが。そうでないグレンやアトラにとっては大誤算だ。

(正直言ってめんどうだな。何が悲しくて今更学生のレベルで競わなくちゃいけないんだよ)

(そんな、時間があるなら鍛錬したいしなぁ~。少しでも早く『アトランティス』に入りたいし...)


アトラもグレンも、あまり乗り気ではないようだ。

「あら、嫌そうな表情ね...何が不満なのかしら?」

「そもそも疑問なんですけど...ラティアさんが呼ばれるのは分かります。でも、俺やアトラはEクラス...つまり落ちこぼれのクラスですよ」


グレンはアトラが聞きたかった事を聞いてくれた。

「落ちこぼれのクラスですか...Eクラスと聞けば誰でもそう思うでしょうね。ですが、私はそうは思っていません。何故なら、貴方達がいるからです」

「俺達ですか...」

「私は【魔力眼】と言うスキルを持っているんですよ。入学試験の日、私は試験官に紛れてそのスキルを使い、新入生の実力を調べていました。グレンさんに関して言えば、3年の生徒にも勝るとも劣らない魔力でした。アトラさんとラティアさんは測定不能でした。私の【魔力眼】は対象の相手が自身の魔力量より多い場合は効果が薄くなるのです。つまり、貴方達は2人は私よりも魔力が多いのですよ。だから、誘ったんです」


魔力眼とは気力眼の魔力バージョンだ。

(やばいな...俺の魔感と似たようなスキルが存在していたなんて。兎に角、誤魔化さないと...)


「魔力量が勝敗の全てではありません。魔力コントロールや駆け引き、実践経験などが勝敗を分ける場合もあります」

「つまり、貴方は、俺達は魔力が多いだけですよ....と言いたいわけですか?」

「そういう事です」

「本当に面白いわね。ですが、貴方達のいう事は、もっともだと思いますよ」

「でしたら...」

「いえ、先に言っときますけど、私は貴方達を諦めるつもりはありませんよ」

「何故ですか?」

「貴方は先ほど、魔力量が勝敗の全てではない、と言いましたね」

「はい、言いました。だから...「私も、そう思います。ですが、この学園の生徒たちの、ほとんどが魔力量至上主義なんです」」


生徒会長はアトラの声に覆いかぶさるように言った。


「魔力量だけでなく、そういった考えを持てる君たちだからこそ余計に交流会に参加して欲しいと思いました」


(なんということだ。交流会に行きたくないばかりに言った、魔力量が全てではないで、むしろ好感が持たれるなんて...)


「今すぐ返事が欲しいと言うわけではありません。そうですね....」

そう言いながら生徒会長は考え込んだ...


「1週間後の放課後にまた来てください。その時までに良い返事がもらえると助かります」


こうしてアトラ、ラティア、グレンは生徒会室を出て行った


次回の投稿は少し遅れるかもしれません...ごめんなさいです。

風邪気味で...

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