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エピローグ。
結局、俺とミクは雨に打たれながら帰った。いつもより遠回りをして同じ方向の道を歩いて。
別れ道で俺は言った。
「……好きだ。」そう呟いた。我慢できなかった。だって、小学生からずっと想い続けたんだ。仕方がない。カズヤ、ほんとに色々申し訳ない。
それは雨音に、かき消されて聞こえていないようだった。遠くなっていく背中にもう一度、あと一度だけ。
「大好きだ!」
もう一度言った。今度は呟きよりも大きな声で。
彼女が振り返って叫ぶ。
「なんてぇ?」
返ってきた言葉はあまりにも無頓着な声と言葉だった。
聞こえてないのを確かめてガッカリした。でも、どこか安心した。
「なにもなーい!バイバーイ!」
「バイバーイ!」
雨に打たれて風邪をひいたのだろうか。彼女の顔は少し赤かった気がした。
……いつか、彼女の心模様を——に。




