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異世界で好きに生きていいと言われたので、3つの願いをした  作者: 猫丸ストレート
第2章 領地運営編
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第94話 復興編 (サラキアの遺跡編)

視点はシオンに戻る。ミスリル鉱山の最奥まで来たシオン達は、またミスリルドラゴンのような魔物が出てくるのを警戒し、リシア達にもそう伝える。


しかし・・・何も出てこない。なぜだろうと考えていると・・・天井に大穴が空いていた。地面も下層には繋がってはいないが、大穴が空いている。これは・・・


「ここは・・・15階層からソニア達が収束フォトンレーザーで突き破った真下だったのか。道理で何も出てこないはずだ」


以前ここに集まっていた赤い印などは・・・ソニア達に纏めて倒されていた訳である。残っていた印の魔物達も、分散していた所を軒並みシオン達に討伐されていたということが分かった。


これなら取り敢えずミスリルの鉱山の危機も脱したかなと思い、シオンはバリオスとバルクに脅威は大方取り除いたと連絡を入れ、ミスリルの鉱山を後にしようとした。


すると・・・広間の奥に転移門が現れ、一瞬の間にシオン達は吸い込まれる。気が付くと・・・どこかの遺跡のようだ。


シオン達は空間転移で外に出ようとするが・・・おかしい。出ることが出来ない。今までこんなことはなかった。試しにウインドブレイドを襲い掛かってきた魔物に放つ。


普通に真っ二つになり、絶命する。魔法が使えない訳では無い?ではなぜ転移魔法だけが使えない?シオンは思案しながら奥を目指す。


しばらく歩いて行くと突き当りに扉がある。索敵で確認すると・・・紫と赤の反応がある。


これは・・・ボス部屋だろうなぁ・・・とシオンは思いながら、2人に自動バリアを反射状態で付与する。そして・・・扉を開けた瞬間閃光が走る・・・これは!?


ドラゴンの収束ブレス!?しかも威力が・・・不味い!!リフレクションの角度を斜めに展開し、受け流す!さらに自動バリアを10枚展開し、衝撃に備える。


反射されたブレスは天井を突き破り、地上に抜けていく。そして光が差し込んでくる。そこに現れたのは・・・ブラックドラゴンと黒衣の双剣の戦士であった。


その戦士はブラックドラゴンに騎乗し、上空に舞い上がる。そしてまた収束のブレス態勢を取る!


シオンは急いでソニアに竜化させ、こちらも迎撃させる。


「撃て!!」


ブラックドラゴンも収束ブレスを撃ち出す。ソニアの収束フォトンレーザーと力比べになるが・・・ソニアが一気に押し込まれている!?まずい!


シオンはリフレクションをソニアの前に展開し、相手のブレスを反射させる。それを見てブラックドラゴンはブレスを止め、回避する。


その隙にシオンはリシアと共にソニアに騎乗し、空に舞い上がる。



シオン達と黒衣の戦士が間合いを取り合う。黒衣の戦士はフルフェイスの兜を被っている為、顔は分からない。だが・・・かなりの強さだ。


念話でリシアとソニアにブラックドラゴンを何とか足止めするように頼み、シオンは戦士に仕掛ける。


戦士はブラックドラゴンを巧みに動かし、こちらの死角に入ろうとする。非常に戦いづらい相手である。


お互いブレスで牽制しながら間合いを取り、シオンは転移魔法を試してみる。すると・・・転移が使える!?さっきの遺跡は封じられていたようだが、ここなら使えるようだ。


シオンはソニアとリシアに目くらましさせるように指示し、転移からの攻撃を戦士に仕掛ける!


「ガキィィィィン!!」


シオンの剣が防がれる。シオンはすぐに回避行動を行い、転移で逃げる。


おかしい・・・あの状態ならそう簡単には防がれないはずだ。それに今の感じどこかで・・・


シオンが思案しているとまた相手が収束のブレスを放ってくる。


ソニアに自動バリアリフレクションを付与し、内側には自動バリアを10枚展開させた状態で回避させる。あの高威力のブレスを反射出来るとはいえ、直接受けるのは危険である。


シオンが考えながら戦っていると、リシアから話しかけられる。


「ここって・・・シオン!サラキアの森のアリ塚じゃないの!?」


そう言われて周りを確認する。確かに見覚えがある。グランとカーミラを連れてやってきた場所と似ている。2人はここを探索していたはずだ。


カーミラに念話で呼び掛けてみる。しかし応答がない。パスは正常に働いているのに・・・何故だ?すると・・・パスを通してどす黒い感情が流れてきた。お前を殺すと。


目の前にいたドラゴンが咆哮を上げる。まさか・・・!?シオンは索敵で相手のステイタスを見る。



名前:グラン

職業:デュアルブレイダー→ダークロード

GR:A

爵位:無し

称号:デーモンハンター→シオンを殺す者

年齢:35

性別:男

LV:87→★2☆△/★2☆△

HP:S→SSS

MP:D+→SS+

腕力:S→SSS

防御:A+→SS+

俊敏:S→SSS

知力:B+→F

幸運:C+→F


固有スキル:★身体強化LV8→LV10

固有スキル:★見切りLV7→LV10

固有スキル:★カリスマLV8→LV10

固有スキル:★逆境LV6→LV10

固有スキル:★闇の束縛LV∞


スキル:★双剣術LV9→LV10

スキル:★剣術LV7→LV10

スキル:槍術LV6

スキル:棒術LV6

スキル:短剣術LV6

スキル:近接格闘LV8

スキル:★挑発LV8→LV10

スキル:★俊敏LV7→LV10




名前:カーミラ

職業:ブラックドラゴン→ダークブラックドラゴン

GR:無し

爵位:無し

称号:シオンの従魔→グランに支配されし黒竜

年齢:191(人換算で約19歳)

性別:女

LV:187→237(人)→(竜化)

HP:S+→SS→SSS

MP:A+→S+→SS

腕力:S→S+→SSS

防御:A+→S+→SS

俊敏:S→S+→SS

知力:B+→F→F

幸運:C+→F→F


固有スキル:★人化LV10

固有スキル:★竜化LV10

固有スキル:★ブレス(炎)LV10

固有スキル:ブレス(氷)LV6

固有スキル:★ブレス(闇)LV7→LV10

固有スキル:収束フレアブラストLV6(竜化時)

固有スキル:収束ダークブラストLV8(竜化時)

固有スキル:★威圧LV7→LV10

固有スキル:★闇の束縛LV∞


スキル:★雄たけびLV10

スキル:★中級魔法(炎)LV10(人化時)

スキル:中級魔法(氷)LV3(人化時)

スキル:★中級魔法(闇)LV4→LV10(人化時)


スキル:上級魔法(炎)LV7(人化時)

スキル:上級魔法(闇)LV8(人化時)



馬鹿な・・・グランの称号がシオンを殺す者に変化している。しかもLVがバグっている!?ありえない・・・一体何があった?シオンは動揺する。しかしその一瞬のスキをついてグランがシオンに空中で飛び掛かる。


素早い攻撃にシオンもガードをするが、押し切られ2人は落下する。シオンは空間転移でダメージを防ぎ、グランはその身体能力によりダメージを受けているように見えない。これは参った。


しかも固有スキルが増えている。闇の束縛?何だこれは?シオンは戦いながらヘルプを読む。



闇の束縛


負の怨念が対象者に取り付き、指定の相手を殺すまで解除はできない。対象者が死ぬと解除され、次の依り代を探す。


また、知力と幸運の値が下がる代わりに、他のステイタスを爆発的に上昇させる。スキルLVは最初から∞である。



呪い系のスキルか・・・こいつは困った。グラン達を殺したくはない。しかし手加減して倒せる相手でもない。


リシアとソニアにも、相手がグランとカーミラであることを伝えると、明らかに動揺しだした。リシア達にはとにかく回避に専念してもらう。


シオンにも余裕が無かった。グランに声を掛けるが、全く反応が無い。その為、一度動けなくしようとシオンが動く。


「アースプリズン!!」


しかしグランは見切りで避けながらシオンに迫り、双剣で急所を突いてくる!


アダマンタイトの剣で弾きながら躱すも、手数で押し込まれる。シオンは自動バリアで守られているが、それでも一撃で数枚突破される。


とんでもない一撃である。空間転移も駆使し、自動バリアの再生時間も稼ぎながらの背後からの攻撃や、距離を取っての魔法攻撃を行うが、全ていなされ避けられる。


防御のシオンと回避のグラン。決着がつかない。しかしカーミラとソニア達はそうはいかない。


さっきの索敵で見たステイタスにグランのカリスマが加わり、圧倒的にソニア達が押されている。このままではまずい。


カーミラの収束ダークブラストを回避しているが、徐々に避けきれなくなってきている。外れたブレスは周辺の森を消し飛ばし、荒野へと変える。


何か手はないかと考えた所で・・・あるじゃないか!シオンはグランに対して上限解放のはく奪を行った。しかし・・・



【そのコマンドは受け付けられません】



はく奪の指示がキャンセルされた!?これはおかしい。あの創造神の加護を付与してくれたのは神ゼウスである。その彼がこんなミスをするわけがない。何か理由があるはずだ。


シオンは戦闘しながら、神ゼウスに祈った。緊急通信です!至急お願いします!と。


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