閑話 嘘と天罰
食事中には読まない事を推奨します。
と書きながら昼食時に投稿してみる。
―― side you ――
「マイ! おしっこ!」
「アタシはおしっこではありません!」
「いいから、早く脱がせてくれ!」
マイ達は酒場に座っていた。
取ってきた薬草を、なにやら調べているのか?
オレも薬草に興味があるが、今はそれどころじゃない。
オレはズボンを脱いで、Tシャツを捲りあげる。
「はやく『装備解除』を!」
「ワッチも!」「アチキも!」
もうマネしなくていいから……。
「装備解除!」 ドンッ
「ありがとョ」
「アチキも装備解除なのじゃ!!」「ワッチもなのじゃ!」
頭を抱えるマイを横目にオレは急ぐ。
急いで廊下を歩いて便所まで内股でドアを開けて井戸の横で漏れないように、ガンバれオレ。
遠いんだよ!
バタンッ! やっと便所のドアを開けた!
クッソ! チクショー!! ナゼだ!!!
「「「「よぅ」」」」 四重唱ッてんじゃねぇよ!
何故、ドワーフが四人もいる!
しかも、しゃがんで、こっち向いて手を振ってやがる。
ここの便所はドアが無い。 しゃがんでも顔が見える程度の区切りの壁があるだけだ。
そして便所の穴は4つ、すなわち満員。
そして、男用の小用便器は隣の部屋にある。 という事は必然的に奴等は大をしている事が推測できる。
それは奴等が、何分間そこにいるか分からないと言う事に他ならない。
その不確定な超長時間をオレは耐え忍ぶ事ができるか? いや出来ない! できる訳が無い!
そうさ、オレは嘘を吐いてたさ。 確かにマイには「おしっこ」と言った。
だがそれは偽の情報! マイ達を欺くための幻想! 神さえ騙す詐術!
完全犯罪だったはずが!
白状しよう……大きい方さ……オレがしたいのは……な。
これは、その罰だと言うのか? オレは天罰の恐ろしさに打ち震えた。
「なんじゃ?震えて?」
「そんなに糞をしたいんじゃな?」
「ど~れ。ワシはもう終わるわい。」
「うむ、場所を譲るとしようかのぅ。」
どうやら、全員どいてくれるようだ。 ちょっと安心。 いや、まだ気を緩めるには早い。
そして、オレは奴等に言わないといけない事がある。
「おしっこだけどな。」
オレは『嘘吐き』の称号を得たような気がした。
『閑話』が書いてみたくて、書いてみたけども……閑話になってたでしょうか?
トイレのイメージが湧かない方は、「ニーハオトイレ」でぐぐってみてください。




