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勇者は冒険の書を消して魔王を目指しました  作者: 赤コーラ
1章 武練科魔王学院編
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43話 ハルトは夏祭りを満喫した

もう夏は過ぎてるけど・・・(´・ω・`)


「おーい!、無事かハルトさん!」


リッカが去って数分後、自分はさっきの大技ぶつけと、心臓抜き取りでかなり疲れた、数分でなんとか魔族の身体のおかげかかなり回復はしたが魔力は空に近いままだ。


「無事ですかー!ハルトさん!」


「・・・あぁ、無事だともウルロア」


ウルロアは自分を見つけると、クレーターのところまでくると跳躍して、自分の目の前までくる、その後ろからハクとシエル、アリアンナさんとミリアさんも姿を見せる。


「ハク、無事でなりよりだ、それとシエル」


「シエルはついでかー」


「―――わぬし、今回の勝負どうだった?」


先ほどから喋らなかったゼルが小声で話しかけてくる、自分も小声で返答する。


「50%だな、あいつ(リッカ)剣技を一切見せずに帰っていったぞ、まぁそんなやつに普通なら死んでいたわけだが」


「まだまだってことですね、わぬしも」


「本当にな」



それから起こったことをウルロア達に話した、内容は二人を拐った盗賊がダンジョンに逃げて、帰れなくなったからおもいっきり力を解放してダンジョンをぶっ飛ばした、二人はなんとか盗賊から逃がし、転移の道具で離れた場所にやったと言った内容だ、七聖天のことは隠したのは下手にことを荒立てたくないからだ、誰一人死んだわけではないからな、背中の鎧に穴が空いたのは痛手だが、まぁこれは不意討ちとでも言った。どうやらカナは二人が拐われたから自分が向かったとだけ伝えたようだ、意図を読めるいいやつで良かった、さて、宿で休み、夜になる、鎧も新しく買って自分は外に出た、いろいろな屋台が並び、浴衣に身を包んだ人達が闊歩する、夏祭りが始まった。


「おー、この世界でこれを見れるとはな、大王国でもやっていたが、浴衣は無かったから寂しかったもんだ」


「ふふふ、ヒューマノイドにチェンジ!」


ゼルは勝手に人形となる、何時ものドレスから黒の浴衣となっている、そんなこと出来たんだったな、人の聖力の勝手に使いおって、それには結構聖力消費するんだぞ。


「じゃあわたし見て回っていくからぁーー!」


何円かお金をくすねてゼルは人混みに消えてった、自由だなぁ。


「はぁ・・・まぁまだまだあるからいいんだが」


「ハルトー!」


そうこうしてると、ハクもまた浴衣姿で宿からでてくる、更に後ろからアリアンナさんやミリアさん、リュカさんもまた浴衣で出てくる。


「ウルロアは何処に?」


リュカさんに訪ねる


「兄は・・・探しにいきました」


「何を?」


「・・・何も聞いてませんが、兄が僕を置いてまで探す人は一人だけです」


・・・あー、そういえば聞いたことあるな、その探しているやつからな。


「恨みをかうなあいつは・・・まぁしばらくすれば帰ってくるだろう、自分達は祭りを楽しもう」


「そうですね・・・兄がやられるとは思えませんし」


「そうするといいさ」



それからリュカさんはアリアンナさんミリアさんと共にいき、自分はハクと共に夏祭りを楽しむ。


「おぉ、意外と難しいですねー、この銀魚すくいとやらは」


「銀・・・なんかランクが下がっている」


ふふふ、一回百円を10回・・、それで成果は一匹か。


「むむ、これはなかなか簡単ですね、一回でできました」


「かたぬき得意なのな、器用なのか不器用なのかわからんな」


「うめうめ」


「焼きそばもあるぞ、もっと食え」


イカ焼き 焼きそば りんご飴エトセトラ・・・うむ、出費すごい。


そんなふうにやってると、一通り回り、ベンチに座る、たくさんの景品やゴミ、それらをヨグスに渡している。


「はーー楽しいですね夏祭り」


「出費・・・出費・・」


「楽しそうではないですね」


「いや、楽しいぞ、お前との夏祭り」


ただ気になることはある、ここまで元の世界と同じ・・銀魚は知らんが、これたぶん転生者がいるんだろうなこの国に、まぁ約100人はきてるっていうからな、あの大王やリュカも転生者なのは知ってるがそれ以外は知らないが、もしかしたらもう会ってるかもしれんが。

そんなことを考えていると、ドーンという音が響く、空を見上げるとかなり見慣れた、大王国では見れなかった花火が上がっていた。


「おーーー!!、なんですかー!」


「テンションが最高になったな、花火というものだ」


「花火・・・聞いてはいましたがこれは百聞は一見にしかずと言ったところですねー」


「本当にな・・」


「お!、君達か、楽しんでいるかな?」


アリアンナさんとミリアさんが少し腹を膨らませてこちらに来て、隣のベンチに座る。


「ふぅ、美味しいものだな、B級というものらしいが旨いものは美味だな」


「・・・リュカさんは?」


「それが急にいなくなったんですよ、人混みは私の電気による察知が鈍りますよ」


「・・・なんだ?」


自分は魔眼の察知能力を広げる・・・明らかに異様な気配がウルロアとリュカ、そしてウルロアの探していたやつの近くにいる、このまま行っても今の身体ではそこまでの戦力にならんし・・・どうやら助けはいるようだ。


「どうした?」


「いや、なんでもない、とりあえず宿に戻っていよう」


たぶんなんとかなる・・・はず



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