41話 ハルトは七聖天と邂逅する
ブックマークがほしいぞ・・・(´・ω・`)書く意欲だからほしいぞ
俺は追いかけた、あのバカ親父の心の反応を頼りに道を駆けていく、すると人だかりを見つける、自分は神剣を抜き、大きく跳躍、そのまま人だかりの中心目掛けて剣を振り下ろす。
「見つけたぞバカ親父がぁぁ!」
その全力の一振りは・・・指2本、いわゆるピースを閉じた感じで受け止められ、まわりの人を吹き飛ばし、クレーターができる。
「本物のようだな・・・バカ放浪親父」
「なんだぁ?、おらぁ、ただ彼女達と遊んでいただけなんだがなぁ」
額の角、筋骨たくましい体躯、とてもあのエボルヒューマの大王と同年代とは思えない生命力に満ちた肌、そして2メートルはある身長と同じ長さの刀、どうみても自分の父親、マルスアーツ・イカルミ、英雄勇者という異名を持ちながら職につかず放浪し、女遊びを繰り返すダメ男だ。
「お?、その気にその顔立ち、まさかライガルかぁ?、はっはっは!、これは傑作だなぁ!」
そう言って自分を剣ごと2本の指で上空に放り、拳を突き出す、それに応えるように自分も拳を突き出し、親父と自分の拳がぶつかり、更にクレーターが広がり、まわりの人も吹っ飛んでいく。
そして自分も力負けしてぶっ飛んでいき、なんとか着地し、親父を見る。
「なるほど、鈍っていたわけではないか」
「おー、いってぇな、格段と強くなったんだなライガル、お父さん嬉しいぞぉ」
「ねぇ、あの男ってもしかして勇者ライガル?、どうみてもドラゴニュートだけど」
「まさか、勇者ライガルは魔王との戦いで死んだって聴いたぜ?」
なるほど、初めて聞くが人間側ではそういう扱いか、まぁそうするだろうなとは思っていたが。
「それにしても、ライガル、いや風の噂では今はラインハルト、ハルトって名乗っているって話か、女の子を置いてどうしてここに?」
「そこまでわかっているか、決まっている、あんたをやっと越える・・・はずだったんだが、前より更に強くなっていたとはな、100を越えてなお、強くなるのかあんたは」
「ぬはは!、これでも英雄だしな!、ところでだ・・・大丈夫か?」
「・・・なにがだ?」
「はぁ・・・まだまだ足りんのう、ハルト」
「いったいなにを―――!?」
自分は急いで走りだそうとしたとき、同じタイミングにカナが走ってくる。
「ハルト、今さっき七聖天が・・・」
「わかっている、自分も修行不足だな、人の気配を探るのがまだまだって感じだ」
親父ならわかっていただろう、何処で何をしてるのか、それを気というもので把握してる、自分もそれに似た心を見る力を手にいれたが、対策されてしまっているからな、絶対に隠せない気という、いわゆる生命力の把握、さて・・・どうする。
「今眼の力を拡げたが・・・これはダンジョンか、ウルロアやアリアンナさんに協力を・・・いや、時間が惜しいか、カナ、おまえはここで待っていろ、自分は一人で向かう」
「足手まといか、まぁわかってるが少し傷つくな――でござる、拙者はウルロアやアリアンナさんに起きたことを話してくる、では」
「頼んだ」
自分は翼を生やしてここから南にあるダンジョンに向かった、確かエドダンテの岩窟だったか、それなりに難しいダンジョンなんだが・・・まぁいいか。
「・・・若いねぇ、俺もあんな一人でなんとかしようとしていた頃があったなぁ・・」
そんな親父の声が聞こえたような気がした。
・
「―――来たな」
数分で、ダンジョンの魔物を退け、最奥部まで自分はたどり着く、そこには聖なる鎖によって拘束されたハクとシエルの姿があった、怪我はないように見える、そしてその前には七人、人間最高峰の集団、七聖天の姿があった。
「来たな、ハルトよ」
「来たぞ、リッカ、これはどういう真似だ?」
「・・・命令さ、裏切り者を殺せというね」
「だろうな、あのジジイ矍鑠としていて、気味が悪い、親父と同じ魔人というわけではないだろうに」
「マルスアーツ父様か、あの人にはいつか勝ちたいとは思っているが・・まずは貴方だハルト」
リッカは腰の神剣を抜く、自分のゼルと似た形状のその剣、アルセリオンは白く輝いている。
他の七聖天も武器を構え、臨戦体制だ。
「いいだろう、今の自分の全力を確認したかったんだ、ハクの時は無意識にセーブしていたが今度は無いな、むしろ・・・殺す気でいく」
「そうでなくては私も困る、こい、ハルト」
七聖天の面々は自分を囲うように動いていき・・・一斉に襲いかかった。




