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第二部隊 VS 新鮮組 3

 レインさんと局長のイサミは対峙したままお互いに動いていませんでしたわ。


「なあ、お嬢ちゃん‥‥‥退いちゃくんねぇかい?」


 イサミがレインさんに頼みますわ。


「それが無理な話だと言う事は貴方が良く解っていると思いますが」


 レインさんがニコリと微笑み言葉を返しましたわ。


「‥‥‥違ぇねぇやな、仕方ない、か」


 そう言って付け爪の【長曽祢虎徹】から刃を出しましたのよ。


 その時、一匹の猫が外から走ってきましたの。


「局長! 奴等が屯所を攻撃して来ました!」


「何! ヤマナミとハジメはどうしたサノスケ!」


 駆け込んできたサノスケにイサミが叫びながらヤマナミとハジメと言う猫達の安否を訪ねましたのよ。


「今屯所で迎え撃ってます! 畜生、サッチョウの奴等め!」


 サノスケの言葉に、イサミが考え込んだ後レインさんに向かい提案してきました。


「‥‥‥もし、もしだが、我等がこのまま退いていくと言えば、お前達は見逃してくれるかい?」


 その言葉に、トシゾウとソウジを含めた新鮮組隊志が驚きました。


「おい局長! それは局中法度に違反‥‥‥」


「黙ってなトシ! どうなんだい、もっふもっふ団としては」


 レインさんがレイダーとジョニーを見て小さく頷くと答えましたわ。


「ええ、私達としても無駄な戦いをしなくて済むならば、それに越したことはありません」


 その言葉を聞き、すまねぇなと一言残してイサミが撤退の号令を掛けましたわ。


「ジョニーさんの新しい力ってのを見れずに残念です」


「抜かせ小僧、次は見せてやるよ」


 ソウジとジョニーが笑い会いますわ。


「レイダー、次は邪魔を入れずに殺りあおうじゃねえか」


「‥‥‥もうこんな恐ろしい戦いは御免だな」


 レイダーとトシゾウも何処か打ち解けていましたわ。


 こうして、第二部隊はほぼ無傷のまま新鮮組との戦いを切り抜けましたのよ。

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