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百地 推参
ワタクシの名はサマンサ、スコティッシュフォールドのメスよ。
今ワタクシは、目の前にいる一匹のパグ犬と向かい合っていますわ。
「お主が最近ロックモールを騒がせているサマンサ、か?」
「ええ、ワタクシがサマンサですわよ、貴方は?」
目の前のパグに聞き返しましたの。
「拙者はロックモールに拠点を構える【爆犬団】の犬信様に仕える百地と申す」
爆犬団、聞いたことがありますわね。
確か、昔ブックが率いていた【ロックモール義兵団】と縄張り争いを繰り広げたと記憶しておりますわ。
「‥‥‥その爆犬団がワタクシに何の用事ですの?」
「拙者達爆犬団ともっふもっふ団、どちらがロックモールの真の支配者か白黒はっきりさせたいと犬信様が仰せでな」
百地が目を光らせながら言ってきますの。
「隣街の信犬との決戦の前に、お主等との決着をつけたいと申しておる」
そう言って手紙を渡してきましたの。
ワタクシのはその手紙を読みましたわ。
「そこに書かれてある通りだ」
「‥‥‥ワタクシ、犬語は読めませんことよ?」
「三日後、郊外のバーム川の畔で待っておる」
居心地が悪そうになった百地が、それだけ言ってそそくさと帰っていきましたわ。
しかし犬族との決戦ですか、これは厄介な事になりましたわね。




