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ワタクシの名はサマンサ、元悪役令嬢のスコティッシュフォールド(猫)よ  作者: 葛之葉
1章 ワタクシともっふもっふ団とクリムゾンナイツと
22/75

スラッシャー・ジョニー VS ナイフ 再び

 今ワタクシは、ナイフとスラッシャー・ジョニーの正式な決闘の立会猫として、決戦の場に来ておりますわ。


「少しは強くなったようだなナイフ」


 ジョニーがくわえていた風車が、高速で回り始めましたわね。


「魔奥義! 旋風鮮血(ブラッディ・ウィンド)!」


 風車から無数の斬撃が飛び出しましたわ! これがスラッシャー・ジョニーの技の秘密だったのですわね!


「ナメるな! アタイの特訓の成果を見せてやる!」


 ナイフが閃光を閃かせ走りますわ、しかも今までのナイフの直線的な閃光と違って滑らかな流曲線を残しながら、成長しましたわねナイフ。


「なっ!」


 ジョニーが驚いてましたら、ナイフが空高く舞い上がりましたわ、これにはワタクシも驚きましたの。


「喰らえジョニー! ナイフ流乙女の一撃(ラ・ピュセル)!」


 しかし、ナイフの力では乙女の一撃(ラ・ピュセル)の真価を発揮出来ませんわ‥‥‥あ、あれは、ですわ!


「アクセル!」


 あそこから乙女の一撃(ラ・ピュセル)の乱撃に繋げておりますわ! 凄いですわよナイフ!


「ガアアアッッ!」


 無数の乱撃をマトモに全身に浴びたジョニーが体をコマの様に回しながら吹き飛びましたわ。


 立っていた勝利者のナイフがワタクシに満面の笑みを浮かべて走り寄って来ましたわ。


 良くやりましてよナイフ、さすがワタクシの義妹ナイフですわ。


ーーーーー


「ナイフ、結婚してくれ」


「しつこいぞ! アンタと結婚するつもりなんて無い!」


 あれからジョニーは、事あるごとにナイフに求婚するようになりましたの。


 何でも年下の可愛らしいナイフに殴打されていたら、美少女に殴られる事が好きだと気付いたそうですわ。


 ‥‥‥ワタクシの可愛い義妹ナイフの為に本格的に消してしまいましょうか、ジョニーを。

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