ハロウィンSP1
ハロウィンが近づきつつある江坂の街。
「涼ちゃん、もうすぐハロウィンだね!」
生徒会室で白雪亜夢が屈託なく美山涼に向けて笑った!
「白雪会長はハロウィンで何のコスプレをするんですか?」
涼は亜夢に逆にハロウィンで何の仮装をするのか尋ねた!
「私はやっぱり魔女のコスプレかな?」
そう言って亜夢は涼に向けて悪戯っぽく笑った!
「だったら私は魔女の使い魔の黒猫のコスプレをしますね」
「それ、いいね! ハロウィンのときに一緒に魔女と黒猫のコスプレをしよう!」
「そしたら衣装はどうしますか?」
涼は衣装について亜夢に聞いてみた!
「衣装だったら私に任せて! ちゃんと涼ちゃんに似合う黒猫の衣装を持ってくるからね!」
「黒猫の衣装、期待して待っています」
「涼ちゃんを可愛い黒猫にしちゃうからね!」
そう言って、白雪亜夢は笑った!
そんなやり取りをしたのは2週間前のこと。
現在、江坂駅前広場。
魔女のコスプレをした白雪亜夢と黒猫のコスプレをした美山涼が駅前に立っていた。
周囲には涼や亜夢と似たようなコスプレをした人が多く存在していた。
今日はハロウィンイベントが行われていた!
「まさか半分冗談のつもりで言ったのに、本当に黒猫のコスプレをするとは……」
涼はトホホとした表情を浮かべていた。
「こんなところをカゲレンジャーのみんなに見られたら恥ずかしいな……」
涼は仲間に見られないことを祈った!
「トリックオアトリート!」
「……トリックオアトリート」
駅前を歩く人々にハロウィンの挨拶をする涼と亜夢!
涼は半ばやけくそだった!
「トリックオアトリート……あ、侑」
案の定、カゲレッド、東雲侑が涼の前を通りかかった。
「トリックオアトリート……涼、黒猫のコスプレ似合っているよ」
東雲侑は親指を上に立てて笑った!
「……あんまりジロジロ見ないで」
涼は赤面した!




