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三十二話 拮抗
「大丈夫か?」
遥が玲と蒼に問いかける。
「特に問題はありません。」
「同じく。」
「そうか。奴らが来るぞ。」
遥は構える。
「勘のいいカキはフライだよ。なんつって。」
GとBの文字が入った金髪のヤンキーがそう言った。
「術式解放。「太陽系を探索する衛星」」
「術式解放。「蒼天一笑」」
「術式解放。「有無を言わせぬ絶対氷河」
「術式解放。「俺の両手は爆弾さ」」
「術式解放。「概智念授」」
悠真は眼の前の空手家のような青年を凝視する。奴の術式は身体強化系。単純な格闘能力のみだろう。」
「お前名前は?」
悠真が聞く。
「王下十二武牙・第十牙「拳死」」
青年は淡々と答える。
「術式解放。「死砕拳殺」」
拳死は拳に力をためる。
「行くぞ。」
「バッチ来い!」
「せやなあ。夜月殿効果範囲広すぎやせえへん?」
カラフルなピエロが言う。
「そうだな。」
癒医はそういう。
「ってか姉御。これって給料いくらなんや?」
「まあ、お前は外部協力者だからな。妖狐。」
「ま、そりゃこんな組織おっかなくて入れるもんちゃいますわ。」
癒医は乾いた笑いをする。
「それも一理あるかもな。」
「術式解放。「武鉱礫我」」
無骨な大男が術式を解放した。
「虹万色彩貫羽矢」
佐奈が虹色の弓を構える。
「追橙跡矢」
佐奈は弓を放った。




