1. 異世界に転移する
何が起きたのか全然わからない。
目の前の景色は一変し、普通に街中を歩いていた俺はいつの間にか森の中にいた。
「何が起きているんだ?」
『……ぇ……えー、聞こえていますか?』
「うわっっ」
突然の問いかけに思わず声を上げて驚いてしまう。
『びっくりさせてしまい申し訳ありません。ですが、時間もありませんので簡単な状況説明に入ります』
まだ混乱している中、頭に直接語りかけてくる声は淡々と話を始める。
『まずは、私はあなた方が言う所の「女神」です』
「あの、いきなり何言ってるのか全然わかりません」
『そして今あなたがいるのは、あなたが元いた世界とは別の世界、いわゆる「異世界」です』
「あのこっちの言う事、聞こえてます?」
『なぜあなたがここにいるのかというと、こっちの世界のある国で勇者召喚が行われまして、それに伴う空間やら次元やらの歪みに巻き込まれた、という訳です』
「………」
『おや、急に静かになりましたね』
「やっぱり聞こえてたのかよ!こっちの言葉をことごとく無視しやがって!……あ〜、なんかツッコんだら落ち着いてきたわ」
『混乱していたようなので、とりあえず状況説明を優先させたのです。それに先程も言いましたが、時間もありませんので……』
「じゃあ、幾つか質問してもいいかな?」
『なるべく手短にお願いします』
「一つ目。この世界について簡単な説明をお願いします」
『この世界は簡単に言えば、剣と魔法の世界で同時に魔物が跋扈する危険な世界という感じですね』
「へ〜、魔法なんてあるんだ」
『魔法に関する質問は話が長くなりそうなので受け付けません』
「じゃあ、二つ目。俺はどうすればいいの?」
『特に何かをしてもらうという事はありません。あなたは巻き込まれただけなので自由にしていいです。あなたの他にも二人程巻き込まれていますから、その人たちに会いにいくというのもアリだと思いますよ。まぁ、召喚された勇者から頼まれたときは少し力を貸してあげてください。ん?勇者……ああっ!』
突然の大声に耳を塞ぐが、直接頭に話しかけられているために効果ナシ。
『そうだった!勇者を待たせてるんだった!と、という訳であちらの方に森を進めば街が見えてくるので、後は頑張ってください』
「おいっ!まだ質問が終わってないぞ!」
が、それ以降返答はなかった。
文章に拙さがあるかもしれません。
ご理解いただければ、と思います。
あと、この話は鍛冶関係の話ですが、私は鍛冶に関して全然詳しくありません。
鍛冶に詳しい方にとっては「おかしいな」と思う部分もあると思いますが、あまり気にしないでいただけると助かります。




