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小児科医の見解は、イジメですね

 人の顔と名前が覚えられないけど、この女医さんは初めて見る人だなー、と思った。この総合病院、三月末で移動する人が多い。四月なので、来たばかりの女医さんかもしれない。



「次女が、ちょっと動くと同期息切れするんです。手も震えて、鉛筆も持てない状態なんです。出来れば、検査をすぐしてもらいたいんですけど」

「………お嬢さん、イジメにあっていませんか?」

「………」

「お母さん、イジメの被害って、きちんと認識してあげないといけないですよ。まずは」

「イジメにはあっています」



 実は、次女がイジメにあっている、と認識したのは、この女医の一言からだ。



 私も次女も、嫌がらせと思っていた。けど、これは、立派なイジメだ。



「でも、それが原因かどうかはっきりするために、検査してください。検査して、健康だと示さないと、次に行けません」

「そうですね。わかりました」



 病気であれば、治療が必要だ。早計はいけない。まずは順序を守って、一つずつ、確認していかないといけない。



 すぐに、午後、検査をしてもらった。結果は一週間後にわかるということで、GWのど真ん中に予約をいれた。



「もっと後でもいいですよ。それに、悪い結果であれば、すぐに電話でお知らせします」

「こういうのは、さっさと聞いて、次に進めたいんです。よろしくお願いします」



 次の予約の前に、授業参観と保護者懇談会がある。それが終わってから、病院で結果を聞くこととなった。

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