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2 出発式

 駅は何校もの修学旅行生で溢れかえっていました。私の学校が並んでいる後ろに、他校の生徒が並んでいました。私の方は出発式をしていたのにも関わらず、後ろの方はどんちゃん騒ぎ。おかげで、司会の声も、付添人の挨拶もほっとんど聞こえずじまい。まあ大した話ではなかったですけれど、嫌ですよね。

 そんな中唯一はっきり声が聞こえたのは、学年主任であり体育教師である女性の先生の声でした。私と母は、その風格から「柔道先生」と陰で呼んでおりました(笑)さすが体育教師。と思うほかありませんでしたね。

 出発式が終わってからも、少し待ち時間がありました。雑談が飛び交う中先生から指示が出ました。

「後ろの学校が出発式を始めるようなので、静かにしましょか」

するとどうでしょう! 私の学校の生徒はみんなぱったりと静かになったのです! まるで番組が流れるテレビを消したときのように、静かになったのです。どうです、この民度の差。いやめちゃくちゃ失礼な言い方ですけれど(笑)どうしようもないクズや問題児がいるにはいますが、私の学校は平和なんだなあと、つくづく思い知った日でした。

 あ、でもね、後ろの学校にも良いところを見つけましたよ。後ろの学校の生徒たちはね、めちゃくちゃ拍手の音が綺麗だったんですよ。ほんとに、劇場でミュージカルが披露されたときみたいな、綺麗な拍手だったのを覚えています。

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