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ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ(設定&執筆裏話)  作者: KOBA
第二章:夢幻戦闘領域に出現する敵の紹介
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17/25

2-5.エリアボス「笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)」

この作品は、タイトルに執筆裏話とあるように、全37話で完結しているアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定集になります。本編を読まれていない方は、先ずはそちらへ。単行本一冊程度なのでサクサク読めると思います。

笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)

形状:二つの大きな雪玉に赤い帽子を被った雪ダルマ。

大きさ:身長はバスくらい。

武器:未来からきた青狸のような丸い手で殴る。

移動速度:滑るように移動してくるが、動きは人が走る程度。

備考:子機の氷妖精×12を召喚してくる。

   ミッション開始時点で戦域全体が猛吹雪になり、これは笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)を撃破するまで続く。

   ミッション開始時点で戦域全体に氷妖精×100が配置される。


魔法少女系で母艦級と呼ばれる手強いボスだ。本編でも描写されていたように、ボスを撃破するまでの間、戦域全体が猛吹雪に襲われ、探索能力が低減してしまう。また、戦域全体に氷妖精×100が配置され、それを全て倒さないと笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)は出現しないのだ。


猛烈な勢いで振り積もる雪は歩行を阻害し、交通機関を麻痺させ、給電網を寸断し、場合によっては建築物を倒壊させてしまう。飛行能力や空中歩行能力を持つ戦士でないと、猛吹雪の中、移動するだけでも負担となり、普段のように戦えず、思わぬ下手を打つことにもなりかねないのだ。


そして、氷妖精を全滅させると、地域担当リーダーの元に、笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)が降ってきて、ボス戦スタートだ。


笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)の取る行動は大きく分けると4種類。


<払う、叩く>

 通常の攻撃で隙が少ない。手打ちといった動きなのだが威力はかなりのものがある。


<大振りパンチ>

 体を傾けるコミカルな動きから放たれる大振りパンチ。振り下ろし、薙ぎ払いの二パターンがある。これに殴られるのは交通事故に遭うのと同じであり、回避しきるのが基本だ。


<大回転>

 手を広げてぐるぐると回りながら、滑るように襲ってくる攻撃だ。足元に分厚く積もった雪と、猛烈に振り続ける雪を巻き込みながら氷雪竜巻と化すだけでも厄介だが、移動ルートにあれば自動車だろうと巻き上げてしまうし、家屋なら削り取りながら竜巻に瓦礫を混ぜていくことになる。直接叩かれなくとも、竜巻内の瓦礫に当たるだけでも大ダメージとなる、傍迷惑な技だ。


<氷妖精召喚>

本編の通り、足を止めて万歳ポーズを繰り返し、廻りに十二の出現演出エフェクトと共に氷妖精を召喚する。真上から見ると、十二体の出現位置は、時計の文字盤のように綺麗で正確だ。氷妖精の氷程度では、笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)に被害は出ないのでボスが射線にいようと気にせずばんばん撃ってくる。「これだけ接近すれば、氷妖精も攻撃できまい」とはならないのだ。残念。

召喚できる数が一度に十二体だというだけで、氷妖精の数に上限はない。だから氷妖精は放置せず、手早く倒していかないと、どんどん数が増えていき、手数に圧殺されることになるので要注意だ。


笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)は表層を分厚い雪、その内側に陶器製の本体という多重装甲を持っており、半端な攻撃ではダメージが通らない。本編でも戦乙女ヴァルキリーが語っていた通り、サブマシンガン程度の火力では、雪の層を貫通できないのだ。それと、ライフルを持ち込んでシングルショットを撃ちこんだとしても、雪の層を通過して威力が減衰したショットでは陶器の本体に弾かれて効果はやはり期待できないだろう。雪の層は時間経過で自然回復してしまうのも厄介だ。倒す為には、雪の層を削って陶器の本体を露出してそこを叩くか、多層防御を一気にぶち抜く大技で本体を叩くといった方法が必要になってくる。一定以上の攻撃力がないとそもそも勝機が見いだせない、環境は常に不利、小さな氷妖精と、大きな笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)という方向性の異なる敵のどちらにも対処できなくてはならない難敵なのだ。


あなたが中堅ベテランだとしても、探索能力が低下した中、広域に散らばっている氷妖精×100を撃破しきるのはかなり苦労するに違いない。また、笑う雪ダルマ(ラーフスノーマン)の多層防御を抜ける、大火力持ちも必要だ。そういった要素を考慮して、多人数のチームを組んで戦っていこう。


【氷妖精】

外見:羽の生えた人形といった典型的なイメージ

サイズ:掌に乗る程度

移動:空をひらひらと飛び回る

攻撃:凍結効果のある青白く輝く氷の礫を撃ってくる

備考:耐久力はないので、拳銃弾程度で簡単に倒せる。当たりさえすれば。


常に邪悪な笑みを浮かべながら、対人攻撃を最優先として、青白く輝く氷の礫を撃ってくる。これに当たると人は氷の彫像と化してしまう。いくら出血や部位欠損がないPG-12と言っても、身近な人が目の前で彫像と化して凍り付く様を見せつけられ、妖精達が嬉しそうにケラケラと嗤う声を聞けば、精神を病んでしまう人が増えるのも当然だろう。大きさが小さく、軽快に動くので、戦乙女ヴァルキリー達も、取り回しのよいサブマシンガンで掃討戦を行った。


<作者コメント>

ご当地戦士で、メカ&少女系でない、他グループの戦いを紹介したいと考え、FPS勢は永田町大戦で決定として、魔法少女系は何にするかと悩むこととなった。戦乙女ヴァルキリー達が参戦することになるので、ある程度、敵が強い=ミッション難度が高い、必要がある。あまり弱いとわざわざ共闘する必要性がなくなってしまうし、瞬殺できても紹介としては微妙だ。

そこで魔法少女系の母艦級エリアボスとすることに決めた。母艦級なら敵の数も多くなり、共闘して戦うのが自然となるからだ。どうせなら魔法少女なのでコミカルな外見、動きの敵にしたい。でも、魔法少女系の敵らしく、邪悪さなんかも混ぜたい、ということで考えた結果、雪ダルマと氷妖精の組み合わせとなった。戦乙女ヴァルキリーの戦場とは違った雰囲気にできて良かった。

2022年10月6日(木)までは毎日7:05に投稿していきます。

第二章は全8パート、夢幻戦闘領域に出現する敵の紹介です。

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