俺の晩御飯がカオスな訳
「「「いただきます」」」
こうして晩御飯が始まった
「なぁ〜母さんなんで米が赤飯なんだ?」
そう、何故か赤飯を母さんが炊いていたのに俺は驚いた
「そりゃ飛鳥が可愛い女の子なったからに決まってるでしょ?」と言い
「まぁ確かに見た目は美少女よね…なんかムカつく」と妹がいった
「え?なに俺こんな状況で祝われてるの?俺的には割とショックなんだけど…後ムカつかれても困るんだが」
「母さん的には息子より娘が多い方が嬉しいもの」と母さんは言い
妹は「私の勝手じゃん」と言いながらそっぽを向いた
「まぁ飛鳥も飛奈も仲良くしなさい兄妹なんだから」と母さんが言い
俺と妹は「はーい」と答えた
「なぁ〜母さんなんで今日の晩御飯はこんなに豪華なんだ?」
「さっきと理由は同じよ」と母さんが答えてまた食べ始めた
「あっ!それ俺のおかずだろっ‼︎飛奈のは自分のところにあんだろっ‼︎」
「私はこれが食べたかったの!別にいいでしょ!」
「なんで自分のあんなに俺のとんだよ!お前はでべそのガキ大将かよっ!」
「飛鳥〜喧嘩しないって言ったわよね?」と母さんから睨まれて俺は渋々席に着いた
「飛奈も勝手に飛鳥のおかず取らないの」
「はーい」と妹は答えて俺の方を睨んで来た
(なんでこの妹様は俺に対してあたりがキツイんだよ…ほんと外面だけはいいよな…)
「なんか変な事でも考えてんの?」
「別に」
(こいつやけに鋭いよな)と考えながら食事は進んで行く
俺のおかずが半分くらい減った頃
「うぅ〜もう食えねぇ〜」と俺が呟いた
「あら?いつもなら食べ足りないと言ってたのにね〜胃まで小さくなったのね、これは食費が少し浮くわね〜」
「いや、食費は置いておいて、まさかここまで食えなくなってるとは…母さん、明日からはいつもの半分でいいわ」と母さんに食事の量を減らしてもらうように言った
食事が終わった頃にガチャっと玄関の開く音がした
「ただいま、母さん」と俺達の父親が帰って来た