第1話 口裂け女
零士達はとあるBARに来ていた。
BARの名前はMessiah、そこじたいは普通だが、
そこは都市伝説の常連の多い事で有名な店だ。
零士「やぁ、マスターマティーニ・オンザロックで」
ソアラ「私には、青い珊瑚礁ね」
マスター「ハイ、分かりました」
零士「赤マントは来てる?」
マスター「彼方に」
マスターが赤いマントの青年を手をかざして示す。
零士「よう、赤マント」
赤マント「やぁ、零士久しぶりだね」
零士「そうだな、それよりもこれを見てくれ」
零士は一枚の写真を赤マントにみせる。
赤マント「これは、、、、、、」
そこには口を裂かれた女の死体が写っていた。
赤マント「まさか、口裂けの姉さんが!?」
零士「普通はそう思うよなあの人が犯人だって、、」
赤マント「君は真犯人は違うと思うのだね」
零士「ああ、あの人にが人を殺すまでは
最近無かったしな、それに、、、、、、、」
赤マント「確かにあの人の犯行にしては
殺し方が雑だしね、しかも切り口も美しくない」
零士「そうだ」
赤マント「分かった、調べてみるよ」
零士「すまない、助かる」
その数日後赤マントの情報により零士達は
とある廃校にきていた。
メリー「赤マントさんの情報では体育館の中に
主に居るらしいよ」
零士「分かった」
ソアラ「でも本当にあの人じゃないの?」
零士「多分な、それを確かめる為に今日は来たんだ」
メリー「あの人は結構、誇り高いもんね」
零士「そうだな、、、、、!!来たぞ」
メリー・ソアラ「!!!」
目の前に口が裂け巨大な鋏を携えた女が立っていた。
???「久しぶりじゃない!ボウヤ」
零士「久しぶりだな口裂け女、あれ以来か」
口裂け女「そうね、あれ以来ね」
この都市伝説は口裂け女、零士達とも何度も
ぶつかり合った強敵都市伝説だ。
口裂け女「今日こそ、その口切り裂いてあげるわ」
零士「やれるものならやってみな!!」
口裂け女「生意気な」
零士「そんなに喚いて居ると、口が更に裂けるぜ」
口裂け女「殺す」
零士「上等!」
口裂け女「血裂苦羅一閃!!」
零士「破狸仙一閃!!」
ガキン!!!
口裂け女「腕は衰えてないようね」
零士「そっちもな」
口裂け女「どんどん行くわよ!裂苦羅乃舞!!!」
零士「破狸仙乱舞!!!」
ガキン!!!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ガガガガガガガ!!ガキッン!!!
ソアラ「相変わらず、あの二人早いわね」
メリー「49戦49引き分けだもんね」
零士と口裂け女はお互いスピードを重視する
戦闘スキルの為に決定力が欠けている。
その為お互いに仕留められず今まで引き分け続き、
お互いに認め合うライバルとなった。
ヒュッン!!!
口裂け女「クッ!!」
零士「チッ!!」
口裂け女「これならどう?」
「阿修羅!!裂苦羅不武鬼!!!」
零士「こっちも仕掛ける」
「旋回破狸仙一閃!!!」
ガッキン!!!!シュッ!!!
零士「これでも決まらないか」
口裂け女「それはこっちのセリフよ、本当に
強くなったわね、零士」
零士「お互いに今回の最後の一撃にかけるか?」
口裂け女「いいわね、そうしましょう」
二人が押し黙り必殺の構えをとる。
辺りが静まり返りその時を待つ。
零士「フッ!!」
口裂け女「ハン!!」
お互いに笑った瞬間、必殺技を放つ。
零士「天翔雷鳴脚!!!!!」
口裂け女「大裂苦羅破砕!!!!!」
ガッキン!!!!!!
お互いの今日一番の必殺技が交差し、
決着が一撃で、、、、、、、、、、、、、、、、