優しくて残酷な異世界で……家族ができたっていいじゃない！！　～そうです！　幼女は正義なんです！！！～

柊雪継は両親の顔を知らない。
養護施設で過ごし、その後は老夫婦に引き取られて、大きな問題も無く３０歳のこの日まで生きてきた。
しかし、保護者でもある老夫婦が亡くなり、勤めていた会社は倒産。
再就職先に提出する書類でもつまづくことになる。

更には、養護施設に拾われた際に、唯一身に着けていたペンダントにはめ込まれた種子を飲みこんだかと思えば異世界に転移してしまう。

素っ裸で子供の身体。にっちもさっちもいかない雪継。
けれどもその異世界で、その後の目標となる冒険者や自分を受け入れてくれる夫婦、そして見に覚えの無い、いつの間にか現れた妹と名乗る幼女や、優しい異世界の住人たちに救われながら、波乱万丈な冒険に巻き込まれていく。

勇者でも英雄でもない少年は、いつか自分を助けてくれた冒険者の様に、大切な家族に降り掛かる災難をその小さな広げた両手で守り切れるのか！
　
※最初はシリアス展開ですが、徐々に幼女成分増し増しになっていきます。