音楽の天才?
今僕は母さんにつれられて近所の楽器店の店長である赤崎さんが開いている赤崎音楽教室に来ていた。
「いや~最近は生徒はいなかったからね。朔弥ちゃん一人だからしっかりと教えてあげるよ」
と人が良さそうなおっちゃんの赤崎さん。なんでもオヤジの知り合いらしい。
「よろしくお願いします」
「礼儀正しい子だね香苗さん」
香苗さんとは僕の母さんの名前である。ちなみにオヤジは剛である。
その後、母さんは買い物に行き、僕は赤崎さんとボイストレーニングを始めた。
こういった本格的なトレーニングはしたことがないので赤崎さんの言ったとうりに声をだす。
~♪~~♪~~~♪
やってみると驚くほど透き通った美しい声が響いた。女の子の歌声ってこんなものなのかな?
赤崎さんに出来前を聞こうと赤崎さんの方を向く。しかし、赤崎さんは固まったままだ?
どうしたんだろうか?なにか不味かったのだろうか?
そう思ったが次の瞬間。
「すごいじゃないか朔弥ちゃん!君は才能があるよ!」
と言って騒ぎだした。どうやら僕は少々やりすぎてしまったみたいだ。ある意味、凄いな転生特典は・・・次回からは気をつけよう。
音楽教室に通って二週間がたった。
結論から言うと転生特典の恩恵はものすごかった。歌は完璧だったし、楽器も二回ぐらい触ってみたら自由に扱えるようになった。まさしくチートだ。
そのことがオヤジと母さんに伝わり家でも練習ができるように物置部屋を防音設備が整った部屋に改造することになった。
そんな金はどこにある?と思ったのだがオヤジの書いた小説が入賞したのでお金は問題ないらしい。なんたるご都合主義。
まあ別に不都合はないのでオヤジたちの合意は喜んでいただこう。
それからさらに一年。歌や楽器の演奏もさらに上達してもはや子供のレベルじゃあなくなった。
そして、完成した元物置部屋は僕の自室となり、音楽関係の機材が色々と転がっている。
まあ歌うことは楽しいから僕としては全く困っていない。
そんな日々の中、最近僕は幼稚園でいじめを受けていた。
いつも本ばかり読んでいて暗いとか変な容姿と言われたりしたが、精神年齢が高い僕は適当にあしらっていた。しかし、幼稚園の先生がいじめのことをオヤジと母さんに報告。オヤジは相手の家に殴り込みに行こうとしたが母さんに止められた。そして、オヤジの代わりに母さんが【お話し】をしにいった。
翌日からいじめはなくなったが、変わりに誰も話さなくなった。まあ僕には問題ないけど五歳の子供に同じことしたら確実に人格が歪むぞ。
といろんなことがあったが楽しく過ごしていた。来年からは小学校だ。友達100人できるかな?まあ、そんなのは要らないけどね。




