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人生色々?

 どうも今年で三歳になった佐々木 朔弥です。


 どうやら僕はやっぱり女の子として産まれてきたみたいです。ちなみに一人称が変わったのは、俺 と言ったら母さんのお説教を受けたので 僕 にしました。私 というのにはさすがに抵抗があった。


 さて、僕には色々と問題がある。まずは性別だ。これは言わずともわかるだろう。IFの世界に転生したんだから俺が女に産まれる世界だということだろう。


 次に体質。僕はどうやらアルビノみたいだ。肌はそれなりに白くて髪は白銀のような色をしている。そして、目はオッドアイ。左が赤で右が緑といった色をしている。


これに関しては隔世遺伝らしいが真実は不明だ。だかおそらく転生特典の誰もが振り向くような容姿。のせいだろう。確かにアルビノ+オッドアイ=珍種だから目立つだろうな。


 他にも髪の毛が以上な早さで伸びたりしている。邪魔だから切りたいのだが母さんが切らせてくれない。髪は女の命らしい。


 まあ髪は慣れればいい。しかし、母さんはなぜ僕に振袖を着せようとするのだろうか?母さん曰く「お人形さんみたい」だ、そうだ。


 全く勘弁してほしいが今は黙って耐えよう。来年からは幼稚園に入るのだからな。


幼稚園に入れば少しは自由な時間も増えるだろ。とにかく今は耐えなくては・・・








そして、一年の時が過ぎ去った。










 現在、僕は幼稚園の園児達と遊んでいた。


 僕は四歳になり幼稚園に入園した。これでようやく母さんの着せかえ人形の日々から脱出できる。まあ、さすがに精神年齢が高い僕が園児たちと同じ用にはしゃぐ気にはなれないのでいつも日陰で本を読んでいるのが日常だ。


 そして、幼稚園から家に帰り母さんの家事の手伝い。何でも今からやっておくと将来に役立つらしい。


 その後は家族そろって食事。オヤジは作家なので基本的には家にいるのでみんなで食べている。


「そういえば朔弥。何かやりたいことかはないか?」


 オヤジが食事中に前触れもなく聞いてきた。


「やりたいこと?」


と僕が聞いてみると母さんが答えた。


「朔弥も、もう四歳でしょ?だからそろそろ何か習い事をしたほうがいいと思うのよ」


なるほど・・・確かに前世でも聞かれた気がする。確か前は何も言わなかったので勉強塾にいられた気がする。


さすがに勉強塾は嫌なので色々考えてみる。しかし、やってみたいことか・・・


う~ん?あ!そうだ!


「歌を歌いたい」


俺は前世でバンドのボーカルをしていたこともあった。才能がなくて高校でやめたけど、もう一度歌いたい。そう思った。


それを聞いた母さんとオヤジの反応は・・・


「いいんじゃないかしら?」


「そうだな。よし朔弥。父ちゃんが歌の勉強ができる場所を探してやるからな」


と、なかなかいい反応だった。


 結果オヤジと母さんは音楽教室を探してくれることになった。まあ僕が初めて何がしたいかを言ったのだからそれを叶えたいのだろう。本当にオヤジと母さんには感謝だ。


 こうして僕は習い事として音楽を始めることになった。



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