[第8楽章:リタルダンド]
あっさりと終わってしまいました。
イメージとしては星新一のショートショートみたいな感じですかね。(マテ
因みに、次はFFを作ります。…という予定(笑
次のは期待してください。多分大丈夫ですから。
……続いてのニュースです。
アメリカ政府、………の職員が、日本時間で昨日の……に、銃殺されました。
犯人と思われる………氏は、“大統領を狙った”との供述により禁固刑………」
「これと同時に、日本政府の職員も重傷者………最近良いニュースがないなぁ…」
と、俺は新聞を読みながらに言った。
アリス「急に止まっていた世界が“時間を無視して”途中から動き出しましたからね。しかも、私たちのいた時間から。」
「昼間から急に夜になった……だとさ。笑えて仕方ねぇ。」
アリス「きっと私たちはそれよりも凄いものを見たんじゃないですか?」
「あぁ…そうだな。」
アレが見られたのは世界でたった二人。
気付くと空がオレンジのグラデーションで彩られ、机に飾ってあった花には鮮やかな色味が宿っていた。
無から浮かぶ「有」。
そして、そのピースが全てつむがれた瞬間…何事も無かったかのように動き出す。
まるでその場に立つ二人を祝福するかのごとく、西日は急に差し込んできた。
その明るみで、ふたりは笑っていた。
馬鹿馬鹿しかった。
ためしにTVをつけてやった。
殆どの番組が、面白くて仕方なかった。
生放送はだあれもいない。
とある番組はしばらくお待ちくださいがずっと表示されている。
再生中のドラマは止まったままだった。
滑稽だった。
しばらくすると、全ての放送局が「しばらくお待ちください」と表示していた。
「さて、親父を見に行くか…」
…“えぇ、そうしましょう。”
その一言は、俺をじっと見据えていた。
そんな彼女の瞳を見て、俺はようやく安堵できた。
………ようやく、母も帰ってくるのだろう。
ふと、そんな心の片隅に置き去りにしていたことを思い出した。
アリス「義父様も急に東京まで行ってしまわれて大変ですね。」
「あぁ。」
そんだけ大変だからこそ、アリスの話題も完全に消え去ったんだろうな…
「一番パニックに陥ってるからこそ、人の心が動きやすいんだろうな。…お陰で事件も絶えないみたいだし。」
アリス「それはまぁ、仕方ないことかと。」
「お?自分の所為だとか言ってなかったっけ?」
アリス「義母様の顔を見て確信しました、私はそんなことを気にしないって。…でも“隆仁さん”の言う通り、恋人はやめませんよ?」
「それはまた卑怯だな。ま、そんなどうでもいいこと、俺は気にしないけど。」
アリス「…ふふ、説得力の無い言い方をするんですね。」
「う、うるさい。」
全くあの数日間…特に、あの3日間はどこへいったのやら。
そして、今は慌しいこの世界も、きっとゆっくりと、何処かへ消え去っていってしまうんだろうな…
それはまさに、終末の楽章についたリタルダンドのごとく、ゆっくりと世界は平穏へと向かっていく…
そして音は収束し、新しい楽章へと導かれる。
きっとその新しい楽章を奏でてくれるのは、もしかしたら…いや、もしかしなくても、また………
「アリス」
アリス「はい?」
「この前のCDが急にもう一度聞きたくなった。」
アリス「またですか?私に買ってくれたのに。…それじゃあ、一緒に聞きましょう♪」
同じ人が、奏でてくれるのだろう。
今、次の未来を見据えて…
俺たちは今、「交響曲第9番ホ短調作品95」を聞いている。
終末少女アリス楽章
Fine.
世界は闇に染まっていく…
そのスピードは急速で、次第にこの世の終末を奏でる。
こんな壊れた世界に、助かる術はあるのか…
新番組「終末電脳アリス楽章」
全国脳内系で皆さんの好きな時間にスタート!
ナレーターのなっちゃん、脱ぎま……(プツン)
(*嘘かどうかは自分の脳内で判断をお願いします。)




