[第6楽章:Philosopher's stone]
やっとこれが書けました。
過去に実在したんだとかしてないんだとかって言う人の話です。
某錬金術師な漫画も恐らくこの人がモデルです。
因みにアポロに乗ったのがアームストロングさんだったかなんだったか。
急に、窓の所で崩れて動こうとしなかったアリスは、意を決したように俺に向き合った。
アリス「こんな最期は嫌でしたけど…せめて、あなただけに、隆仁さんだけに真実を託したいです。」
と同時に、ぎゅっと俺の手を握っていた。
アリス「こんなことになってしまった原因は、…私です…!!」
「…は…?」
何を言ってるんだ…?
アリス「賢者の石、って分かりますか?」
「あ、あぁ…」
何処かの小説にでてきたりする範囲だが。
アリス「これは、それにまつわる昔話です。」
そして、急に時間を失ったような感覚を覚えた俺は、じっとその話に耳を傾けることとなった。
それは、中世ヨーロッパに遡る話…
その時代、ヨーロッパでは“金”を作る術…錬金術が盛んに行われていた。
実際に、それが発展して今の化学へと発展している。
今の化学とは、昔のヨーロッパ人の“物質を掛け合わせた失敗作”が元になっている。
そしてそんな時代、様々な科学者…つまり、錬金術師がいる時代に、異様な色彩を放つ男がいたのだ。
――彼の名は、“孤高の錬金術師”ファン・ホーエンハイム。
彼は、悪魔に魂を売る…血の契約をすることで、様々な力を身につけた。
例えば、美人の看板娘がいる店で、そこのオヤジが「このコインを金貨に変えれるなら娘をやっても良い」と言ったあかつきには、彼がコインを一握りしただけでそれは本当に金貨となってしまった。
しかし、彼は“彼の助手”に殺されてしまった。
自分の死を予言したホーエンハイム。
彼は、「自分が死んだあかつきには死体をバラバラに刻み、この棺に入れ、この薬をかけて、そしてその棺は一年間空けてはならない」と助手に向かって言った。
そして死はあっという間に訪れた。
と同時に、助手は彼の言った通り、彼の肉体を刻んで、薬をかけ、棺に入れたのだった。
…しかし、その助手は失敗を犯してしまった。
あまりにも彼の言ったことが不可解だったので、8ヶ月経ったときに開けてしまったのだ。
そして、その中には…胎児が入っていたのだった。
残念ながらその胎児は外気に触れ、死んでしまった。
そして彼は埋葬された。
彼の、血の契約で得た…“賢者の石”と共に。
彼の肉体は、賢者の石と共有されていた。
そして埋葬された賢者の石は、もう使われることは決して無かったのだ…
アリス「決して、使われるはずが無かったのです。」
「…え………?」
アリス「時代は進みます。いつしか、第2次産業革命なんてものが起こりました。つい最近の、いわゆる『省エネ革命』です。」
じっとアリスは、真正面に俺を見据えていた。
アリス「それで、時々地面が掘り起こされたりしました。あと、“ボーリング検査”と言うのも行われました。何でもあの時代は、後始末に一部不適切が発覚した時代だとか。そして掘り起こされた私は、次に鉄に同化しました。」
「………あ…れ?」
アリス「その鉄は、工場で精製され、加工され…そして一体のガラクタとなりました。…人型、の。」
「それって…」
アリス「私の最期に残した意思は、『肉体の復活』でした。これは、人型になったことによって、身体操作がリンクし、ロボットという仮の姿で復活しました。」
――そしていつしか人間たちによって、私はたった一つの“アリーセ”となることを望まされた。
アリス「そしてこの“賢者の石”…つまり、この“私”はこの“アリス”と言う名の肉体を手に入れた。しかし、それは“契約者”にとっては予想外の出来事だった。」
血の契約。
魂を売る。
つまり………
アリス「それはつまり、悪魔は“魂”の取り立て先であったホーエンハイムを、
………既に、失っているんです。」
思わず唾を飲んでしまった。
アリス「何も取り立てるものがないのだったら、貸与しているものを回収するのが道理です。つまり…」
アリス「私を回収するためだけに、この地球を丸ごと掌握してしまったのです…!!」
こんにちは〜、ナレーターのなっちんで→す☆
あれあれ?返事が無いぞ??媚は媚で返すのがお約束なんだぞ♪
じゃあ次回タイトルは、「THE END」でおk!
へ?何?監督。え?ダメ?なっちんが決めたのにダメ〜?
…ちっ、シケてんな…(小声)
次回、終末電脳アリス楽章「終末セカイ」
今、怒れる悪魔は復讐を遂げる…
(*嘘が有るのか無いのか分かんなくなってきました。多分大丈夫です。)




