[第1楽章:理想;思想]
序曲ではこのお話の時代背景が載っております。
と言うか、ここでようやく物語りのスタート感がでてきます。
でてます…よね?
――続いてニュースです。世界規模変革化現象『デフラグ』は一昨日、ニューヨークを…」
と、テレビでは毎度聞きなれた話題を放送している。タイトルは…サタデー・モーニングだっけ?
まあ、スッパリ言うと土曜の朝だ。今は。
おまけに副音声は英語になっていて外国人にも分かりやすいよう工夫はされていた。
この通り、副音声が必要なまでに超現象「デフラグ」は、今や世界が最も恐れる出来事となり、発生現場ブラジルの裏側である日本の外国人人口はそれなりに増えていた。
とは言え、この世界の人間の殆どが今だ物価の安い中国に行ってしまっているのだが。
「全くいつもいつもデフラグデフラグ、ってこればっか。少しは面白い話題でも…」
こんな時にそんなものは無いか。
と、不意にトーストをかじりながらテレビに目をやる。
TV:「……規格機械であるドイツ製の平和の使者である『アリーセ』ことアリスは、多くの海外の思想家達により、一般人と全く同じような生活をさせたい、ということで日本工学研究特別施設会より…」
日本工学研究特別施設と言えば、親父が働いてたっけ。最近また出世したって笑いながら話してたな…
TV:「此村教授のもとで1人の家族として……」
「…ん?」
TV:「これに対し、ドイツ側では賛成の…」
TV:「…と同時に、新たな…」
あれ、今なんて言った?面白いニュースでも言ったか?
ちょっと待て、…
「此村教授の…1人の…家族!!?」
危うくトーストのイチゴジャムのイチゴの塊でむせるところだった。
「ちょっと待て、此村このむら……」
あの施設ではうちしかねええーーーー!!
「っていうか父さんから話し聞いてねええーーーーーーーーーー!!(怒」
と、不肖・此村 隆仁は17歳にして地に手をつけながら自分の父親を嘆くのであった。
文章が短かったでしょうか;;
次回からは文量が増える予定です、すみませんm(_)m




