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[0]とある引きこもり少女の証言1/2

今思うとなんでこんなの書いたのか不思議になる、色々と頭のおかしいアレな感じの話です……。

消そうかどうか検討中の話……。

 私はアンノン。元気(聖域内のみ)な14歳で乙女です。

 趣味は聖域内での睡眠と少しの暴言と日記をつける事です。

 あ、あと、まぁ、そのー・・・・・・。ちょっと、ちょーーーっとアレだったりしますが、イケメンのマッパを妄想して絵を・・・・・・、描いたり、したり、です・・・・・・。

 嫌いなのは両親からの精神攻撃(お前はいつまでそこに篭るつもりなんだ?とか、お前はやれば出来るんだからとか・・・・・・。やればって何をだっつーの!)



 ○月×日。

 今日も元気に平常運転。

 クソみたいないつもの日常に↓↓のように元気に暴言を叩きつけたよ(どや顔)。


 クソがぁぁ!!なんで私が外に出ないといけないんだっつーーーーーの!!!!

 私の聖域にして楽園はこの部屋だけなんだっつーーーーーの!!!!

 私をここから出したいならいっそこの部屋ごと世界を滅ぼしてみせろっつーーーーーのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


 以上です・・・・・・。



 ちなみに、これは3日前の日記ですね。

 そう、私がこの聖域で戦った引きこもり戦争より前に書いたものです。


 え、えーと、キャラが違う?ですか?


 まぁ、聖域内での事なので強烈なバフが私に掛かってたといいますか、強烈なフィールド効果が私を包み込んで狂戦士に仕上げてたといいますか・・・・・・、もしくは、不浄なる生活の賜物によって魔界と繋がり、魔界パワーにより私が堕天していたといいますか・・・・・・(徐々に早口)。


 えーと、たぶんそんな感じなんです。


 一応説明すると、私の言う聖域って私の部屋の事なんです。もうほんとに私だけのサンクチュアリって感じで、ガッツリ人様に見せられないような部屋なんです・・・・・・。

 あの時の私は『この聖域を死ぬまで守るべし!この聖域が崩れ去るときは私が死ぬときだぁぁ!!』等とマジに思っていたものです。


 今となっては、思考回路がちょっとバグっていたといいますか、ありもしないデスティニーを脳内に強制インストールし続けてたといいますか、自分で送信した電波を自分で受信して天命と言い張ってたといいますか・・・・・・(やや早口)。


 ・・・・・・かなりアレな状態だっと思います。


 ・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・・・・と言いましたが、今でもあの部屋は人に見せないように死守をしたいなぁとはちょっとは思いますが・・・・・・。

 ちょっとだけですよ・・・・・・?


 もしくはすべて火葬して過去を抹消して証拠隠滅して灰は灰としてラ○トムしたい!!!!!!!!!!!!!


 ・・・・・・というのは冗談で。・・・・・・とも言い切れないですね。

 いや。でも。まぁ、無理な話ですね・・・・・・。住む所が無くなったら困るので・・・・・・。

 これからお話するのは、謎の指輪を持って迫ってくる謎でアレな少年と、私が奮闘した引きこもり戦争のお話です。




 右よぉしー!左よぉしー!


 キョロキョロ。


「ササッ、サササッ」


 私は一日のほとんどを聖域で過ごすんですけど、まったく外に出ないわけではないんです。

 お風呂やおトイレの時はもちろんですけど、私の趣味の為の買出し等もあるので。

 そういう訳で買い物から帰る途中、私は物陰から物陰へ移動するようにコソコソ帰ってたんです。気持ちは我がライバルの漆黒のGのつもりです。


 ああ、えっと、漆黒のGというのはですね。

 黒くて羽があってカサカサ動く虫みたいなやつなんですけど、聖域内でよく私と縄張り争いといいますか、死闘といいますか、聖戦といいますか・・・・・・(やや早口)。


 そんな感じで私は最終破壊兵器みょるにーるを装備してブンブン振り回して戦ってるんです。


 ちなみに、みょるにーるは当たるとpiko pikoとキュートな音がするやつです。人に当たっても大して痛くも無い安全設計なんですけど、それでも全力でぶち当てれば漆黒のGのハラワタをぶちまけれます!

 もう2年程愛用してたり(現在みょるにーる32代目)。


「思い出すのよアンノン。私の知るGはこんなもんじゃない筈・・・・・・。もっと気配は薄く、気付くまで気付けないそんな感じの気配の絶ち方・・・・・・」

「あのー」

「わぁぁぁ~~~!!」


 私が物影で漆黒のGをお手本に気配を消そうとしていた時でした。見た事もない少年が後ろから私に声を掛けてきたんです。

 私は突然の事に驚き、前のめりになりそのまま前転で一回転。そして座った状態で手を前に伸ばしたままフリーズ・・・・・・、たぶん顔を真っ赤にしてたと思います。


「え、えーと・・・・・・」


 だってこの時の私はミニなスカートでしたので・・・・・・。


「・・・・・・猫好きなんですか?」


 うぎゃぁぁぁぁあ!!!!完全に見られたーーーーーーーー!!


「粗末なものを見せてすみませぇぇーーーん!!」


 私はもう漆黒のGどころではなくなり、脱兎のごとくといいますか、彗星のごとくといいますか、気持ち的にはハイパードライブといいますか・・・・・・(やや早口)。


 いえ、あくまで気持ちでして・・・・・・。実は私、足速くないのでほんと気持ち的なものです。


「足遅っ!!」

「くそぉ!言われたー!これでも全力なのにぃーーー!!」


 私は敗北感を味わいつつ、王道といいますか、定番といいますか、お約束とでもいいますか・・・・・・。


 そんな負けセリフを言ってやったのです。


「おぼえてやがれぇぇーーー!」

「えーと・・・・・・、覚えててほしいんですかーーー?」

「わすれちまえぇぇ!!・・・・・・ばかぁぁ!!!!」


 実はこれ私自身に言った言葉なんです・・・・・・。

 とっとと忘れてしまいたかったのは私の方でしたし、『おぼえてやがれ』と言いつつ次には『わすれちまえ』と逆なこと言ってしまってましたので、私ってばかだなぁと・・・・・・。


 もう、しくしくでえんえんでにゃんにゃんです。


 バタンッ!


 私はさっさと家に帰り自分の部屋・・・・・・、私だけの聖域へ向かいました。

 苛立っていた私は乱暴に聖域へのワープゲ-トを開き、飛び込むとまたしても乱暴にワープゲートを閉じたんです・・・・・・。


 ただのドアですけどね・・・・・・。


 苛立つのも仕方ないと思いません?

 なんたって私のにゃんにゃんが全国でびゅーしてしまったといいますか、私の痴態が雑誌の一面でHello してしまったといいますか、情報操作の為に相手のドタマかち割って脳ミソに記憶消去術を施してやりたい気持ちもあったといいますか・・・・・・(やや早口)。


 えーと、ちょちょっっーと過激な事を言っちゃいましたけど、そんな感じの気分で苛立ってまして・・・・・・。


「・・・・・・今度会ったらあのガキ。ぶっ殺だぁああああああああああ!!!!」


 まぁ、アレです。聖域内なのでちょっとアレでアレして荒れてるだけでこれ普通ですから、心配要りません。


 カサッカサカサッ!


 私は散らかった部屋・・・・・・。というか私の聖域はこれがデフォといいますか、むしろこれが完成品といいますか、気持ちはその上のMG(マスターグレード)品といいますか・・・・・・。


 まぁ、他人から見れば散らかってると言うでしょうが、当人からすれば過ごし易いようにイニシャライズされたというか、使い込まれたビンテージでカスタマイズ化された私専用カスタムで最高の環境というか、むしろエデンであり天国でありオアシスであり生まれ故郷でありむしろお母さんのお腹の中・・・・・・(やや早口)。は違いますね流石に。

 最後のは私の聖域に対して失礼でした。ごめんなさい。

 んー?謝る対象が逆じゃないかって?


 アハハ、ソンナワケナイジャナイデスカ。大丈夫デシッ!


 カササッ。カサッ!


 あー、そうでしたそうでした。私は聖域内でライバルの存在を感知し、無言で最終破壊兵器みょるにーるを手にしたんです。


「おらおらぁぁ!!今日のみょるにーるは血に飢えているぞぅ!!」


 ブンッ!piko!!


「おのれぇぇ!瞬間移動とは味なマネをぉぉ!!」


 piko!piko!kon!piko!kon!piko!kon!piko!piko!piko!!pikoーーー!!!!


 お気づきだとはこれ全部スカってます。八つ当たりを兼ねていてブンブン叩きまくってますが、運動神経が最初の町のモブレベなのでお察し下さい・・・・・・。

 あと、漆黒のGに瞬間移動なんて能力はないです。


 piko!piko!pikoー!!


「もぅー怒ったぞぉぉーー!!」


 私は回避Gをデストロイすべく禁じ手に手を染めるのです。本来であれば片手で倒していくべきだとは思ってはいるのです。

 いるのですが、短時間で終わらすためと言いますか、よりkill数を稼ぐ為と言いますか、ぶっっちゃけハイスコアを叩き出す為と言いますか・・・・・・(ちょっと早口)。


 私は予備のみょるにーるを手にし両手スタイルでファイナルアンサーです!


 カサッ!カササッサー。ゴシゴシ。


 Gは疲れでもしたのか、はたまた私をあざ笑っているのか・・・・・・。目の前で立ち止まり足で頭を掻いていたのです。


 一瞬、孔明の罠かと思うほどの襲ってくださいの挑発アピールといいますか、『ヘイッ!そこの彼女お茶しな~い?』的なチャラくてイラつかされる軽い感じのアピールといいますか、ヘボピッチャーに対してとっとと投げて来いよ的な手招きアピールのようにも思えたといいますか・・・・・・(ちょっと早口)。

 頭にカッチーンな私の行動は一択でした。


 上等だごるあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!


「必殺!!ダブルアルティメットロイヤルうんたらたかんまんたらスタンプだぁぁぁぁぁ!!!!」


 piko!piko!!


 決め台詞的な必殺技名(その場の思いつき)を叫びつつ、両手のみょるにーるを力の限り振り下ろしたんです。

 単純計算ですけど当たり判定範囲が2倍でダブルで当たれば威力も2倍。この攻撃範囲と威力アップにさしものGといえどひとたまりもなかったようで、Gはみょるにーるに張り付き体液を垂らしながら足をピクピクさせてました。


「ふっ!この聖域内で私に闘いを挑んだ愚かさを悔やむがいい!!」


 私は漆黒のGを仕留めたみょるにーるを握り遥かなる大空の彼方へ突き上げたんです。


 ・・・・・・いえ、聖域とはいえただの室内なので、あるのは木の板の天井です。そういう気分だったと言う事をお察し下さい。


 しかし、私は油断をしていたのです・・・・・・。

 いつもなら他の人が入ってこないように鍵を掛けていたのに、この日ばかりは苛立っていた為に鍵を掛けてなかったので・・・・・・。さらに、私の右足は描きかけのマッパイケメン236号の紙を靴下ごしに踏んでいた事も原因でした。


 もしかしたら、この油断さえなければ争いも起こらずにいつも通りの日常が続いたのかもしれません・・・・・・。まぁ、続くのが引きこもりプレイなのでアレですが・・・・・・。


「あのー、何してるんですか・・・・・・?」

「えっ・・・・・・?」


 私は思わず棒立ちといいますか、強制再起動が発動したともいいますか、頭真っ白でかちこちフリーズドライになった気分といいますか・・・・・・(ちょっと早口)。


 なんと言いますか、そんな感じで!気分で!目の前がホワイトアウトだったのですよ!!


 そして、少しして錆び付いたボルトを『キィー、キィー』と少しずつ回すように首がカクカクと声のした方に向いていきます。

 そこに居たのは今日にゃんにゃんを見られてしまった少年でした。


「あ・・・・・・」

「?」


 その少年は頭を傾げてこっちの反応を伺っているようでした。

 こっちの気も知らずに・・・・・・。


 私のビンゴブックはもう既にNo1~No100までその少年で埋め尽くされていたといいますか、既にDNAクラスでガッチガチに敵とインプットされたといいますか、つーかむしろデスティニーがDEATHティニーにマトリクスエボリューションかワープ進化した感じといいますか・・・・・・(やや強めのやや早口)。


「ぶっ殺だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!・・・・・・あっ」


 そんな感じで体の中からホットな状態になり、ターゲットをロックオンして足を向けようとしたんですが・・・・・・。

 私は気が付いていなかったのです。右足のその下のマッパイケメン236号に・・・・・・。


「あったぁー・・・・・・。うう・・・・・・痛い」


 マッパイケメン236号の上に乗っていた足が見事にスルンッ!ってすべって背中から倒れたんです。しかも、そのはずみで近くに平積みにしていた本が頭をクリティカルヒット。

 痛かったので思わずバーサクモードからノーマルモードに強制移行してました。

 しかしそのノーマルモードも一瞬の事です。


 なんせ、本にぶつかった頭を手でさすりながら体を起こしたんですが、目の前の視界に入るのは例の少年と私のミニスカと少し開き気味な二つのひざとふともも・・・・・・。


 ようは、2度目の失態を世間にHelloしてしまってたんです。

 しかも、それだけではないんですよ?私を甘く見ない事ですね!!良くない意味で!!


 ひらひらと落ちる私の描いたマッパイケメン236号を筆頭に、部屋にはそいうのがちらほら落ちてるんです。

 さらにですよ奥さん。今なら脱ぎ捨てた服や下着なんかもセットでついてきます。これだけでも十分デストロイなんですが!さらに今ならなんと!!一般人には恐らく理解できない、というか見せられない本等もちらほらセットで付いて来ちゃうんです!!


 これだけ、お買い得だともう買うしかないですよね!もう、みんな即買いですよね!!ね!!

 という訳で・・・・・・。


「その喧嘩!買ってやるぅぅ!!!!」

「・・・・・・売った覚えないんだけどぉ!!」


 はい。ごめんなさい・・・・・・。

 すべては私の失態だったことは認めます。全身全霊でついでに私のにゃんにゃんもかけて認めます・・・・・・。

 少年は何もしていません。しいて言えば勝手に部屋のワープゲートを開放したくらい・・・・・・。

 いえ、そういえばpiko pikoしてた時にkon konというノック音もしてたような気がしなくも・・・・・・。


 気のせいですね!!そういう事にして少年にも悪い所が少しはあったそういう事にしましょう!!


「とゆーわけでデストロイぃーーー!!!!」

「会話になってないぃーーー!?」


 私はゆらりと立ち上がり走り出し、両手にもったみょるにーるを少年に向かって勢いをつけて振り下ろしたんです。

 ですが少年は、私のピコハ・・・・・・。コホンッ。えー、私のみょるにーるを脅威とみなしてないみたい。もうそんなん効かねぇよと言わんばかりに攻撃をものともせず向かってくる巨大怪獣よろしくといいますか、無駄な足掻きをと言わんばかりに攻撃を受けながら向かってくるターミネイトするロボットといいますか、わざと攻撃を受けきり絶望感を漂わせようとするマゾ魔王といいますか・・・・・・(普通に早口)


 その少年は私のみょるにーるを一歩前に出て体で受けたのです。


「よく分からないけど、落ち着いて話を――」

「無駄無駄無駄ぁ!私を甘く見たようね!!」

「甘くとかじゃなく、変人として見るべきかなって思ってるんだけど・・・・・・」

「あんたはもう袋のネズミ、というか翼を失ったブルーバード、というか罠にかかったちくわ!!みたいなものよ!!」


 ぐりぐり。


「ちくわだけ意味わかんないだけど!」

「うっさーい!!わかれよぉぉ!!」

「やっと言葉が通じた!!」


 ぐりぐり。


 少年はまだ気が付いてないようだった。私が先程からなぜみょるにーるをぐりぐりと押し付けているのかを・・・・・・。


 パラリ・・・・・・。


 その時ぐりぐりしていたみょるにーると少年の隙間から、漆黒のGのバラバラになったであろう体のパーツがまるで流星群のように床に向かって落下していったんです。

 ・・・・・・流星群は言い過ぎました。普通に落ちただけです。

 少年はそのバラバラなスプラッタパーツを見て顔を引きつらせていたんです。


 そして私は心の中でガッツポーズ!!


「ね、ねぇ・・・・・・。なんでさっきからぐりぐりしてるのかな・・・・・・?」

「ふっふっふ!知りたいー?」

「知りたくはないんだけど・・・・・・」

「知りたくないならむしろ教えてやろぉ!それがぁよのなさけぇぇ!!」

「そんなの聞いたことないよ!!」


 私はついにぐりぐりをやめて棺桶の蓋をオープンしたといいますか、パンドラの箱を解禁したといいますか、長ったらしい呪いの呪文を詠唱し終えた感覚といいますか・・・・・・(普通)。


 ぐりぐりの成果を披露すべくみょるにーるを少年から離したんです!


「やっぱりゴキぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 漆黒のGは見るも無残な姿でしたが、自分の体からでたぐちょぐちょな粘液を再利用でフル活用でエコですね!といいますか、べったりと少年の服に足跡をこれでもかと残してました。

 私はこれぞ好機と見て少年にメテオダイブを決めて聖域から追い出しました。メテオダイブと言いましたがただの体当たりです。

 そして素早くワープゲートを封印して事なきを得たのです。あ、封印ってただ部屋の鍵を掛けただけですから!

 その後、隔離された聖域の外から叩く音や何か言ってる声がしましたが、全無視しました。

 だって、ここは私の聖域でありその外とは超えられない壁でしきられてるといいますか、もはや別次元といいますか、外の事なんてもはやただのBGMといいますか・・・・・・(通常モードー)。


 まぁ、ぶっちゃけると対応するのが面倒でしかなかっただけなのですが・・・・・・。


「あー聞こえないーーー!!なにもきこえなーーーーい!!面倒だからなにもきこえないーーー!!はっはっはっはーーー!!」


 けれど私は何も分かっていなかった・・・・・・。もうこの時には引きこもり戦争の火蓋は切って落とされていた事に。

 そして、あの少年は私の想像以上に恐ろしい存在であった事に・・・・・・。

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