大きな町
「そういえばルルミラさんが真性の強奪は今は無いって断言してましたよ。あったらカード無しがそこら中に溢れ返るし、自分が知ってる高いレベルの冒険者が急に駄目になるとか全く無いそうですからね」
「僕を安心させるためか。でも気休めじゃないなハーネス商会が持つ情報網と人脈からの推測。僕には出来ないよ。少し気が楽になった。まるで心配が無いのは分かるけど、はっきり言えば嫌な事件だったね」
「中継地点はどうなった?」
「地方産の麦が流通してるようです」
「あれあんまり無いよね」
「肉じゃ保存が効かないのでその補償としてあまり量は多くないのですが備蓄していて余ったものを中継地点を超えて販売してるようです。一つのダンジョンに1箇所麦が取れるようなことは無いですよね?」
「うんたまにしか無い」
「だから中継地点同士が全体で1つの町のようになってる感じです。麦ならこれが出来ます」
「そういう事か麦は全く食料として考えなかった。だってダンジョンによってあったりなかったりする不安定なものだから」
僕はそれを聞いてあるアイデアが浮びルルミラ家へ向かう。
「ルルミラ、数は多くなくて良いから。追加で3つの中継地点に余分に家を建てられないだろうか?1つの地点で1つのダンジョンって発想で居たけど、3つの地点を移り住むなら。どう考えてもなんとかなるよ」
「ふふ、もうそれ手を打ってあるよ。元々ダンテのダンジョンの住民の受け入れで無償提供したんだよ。第一の中継地点はかなり上手く行ってたから余裕があったからね」
「大丈夫なのお金にならないでしょそれ?」
「あくまで臨時だよ。問題になるような額は使ってないよ。それに冒険者ギルドをやるなら無料と有料の境目の調整を上手くなりたいじゃない。だからその練習も兼ねてかな。冒険者ギルドは必要不可欠。こういうのはやっぱどこかで無料のサービスが必要だよ。その気持ちを金で買ってる感じになる」
「それでも苦しいでしょ。追加で出させてよ。潰れてからは遅いから最初からそういうものだとして、長く住んでる人は優先的に中継地点を移動できるようにした方が良いよ。問題は肉屋だな…。宿屋とかはまあ簡易施設を応用すれば良いから」
「それはゆっくり対応するしかないね。そもそもが自給自足がベースの中継地点で、第1と第2からって全く性質が違うんだよね」
「仕方ない本来第2からがあるべき姿だから。第一でダンジョン消えたらかなり問題だな…」
「でもそれは大丈夫だと思う。多発地帯で天変地異のようなものだから。ニューシティから外に向かう冒険者って大半はあの辺りでたむろしてたのよ。そういうニックもその一人でしょ?」
「確かに、自分の感覚でニューシティの近くって思ってて、それが今第一中継地点が出来た事であの辺りって変わったからな」
「供給より需要が問題になったのは、逆に言えばあそこ供給は多いから。そもそもねそれ言い始めたらあなたの計画が無謀すぎるのよ」
「ああそうだね。無謀じゃないように仕上げたものだったな。第2からは無謀なのは自覚してるから」
「後食べられれば良いなら中継地点でも保存用の肉は作ってるからさ。自給自足で素晴らしい生活って中々難しいよ。それでもやってきたダンテのダンジョンがあるから。あれを計画したんでしょ?」
「そうだね。ニューシティはうじゃうじゃいるからな。あれを嫌がる人が居て当然か」
「私が言うと説得力が無いけど、平均的な冒険者じゃなくて、その下の人の暮らしを多分ニック本当の所で分かって無いんだよ」
「あの肉食うのは嫌だな…。まだフェブラのイマイチって初期の頃の燻製肉の方が旨い。出来たら高いレベルじゃなくて良いから最低限の燻製肉を作る場所建てて指導してあげたいよ」
「すごい遠い将来なら肉屋2号店が出来るけど、それまでは競合にならないから第3辺りにフェブラに指導頼んで作ってみたら?」
「僕にお金を出させる気かい?」
「ただフェブラにもっと余裕が出来てからの方が良いんじゃないの?」
「確かにしばらく滞在し無いとまずいから。オリジナル成功の後だな。じゃまずは簡易施設追加だけで」
海辺はそれが出来ない。距離が遠すぎる。船を使えないか?と思って陸地の距離を無視したから。あくまで漁村として発達したらになる。さすがに移動のための船を僕のお金で作るのはいやだ。北部は半島のようになっており。海岸沿いより陸地を通過した距離の方が近いに決まってる。
家に帰るとフェブラが居たので話してみた。
「それ今すぐ出来るかも上手く行くかも」
「でも邪魔にならないかい?」
「需要の方は伸びてるけどダンジョンの数は大きくは増えないから。元々生肉が腐るから保存肉食べていた地域向けだからね。ニックって当初の人工的な町にこだわりすぎてるんじゃないかな」
「仕方なくやったニューシティとドールズの住民の需要がかなり大きい?」
「そそ。そもそもドールズは本店との競合も全く無いからね。第3中継地点は今は無理だけど、第2なら逆に私が頼まれて行くぐらいだと思うよ。後さノウハウを提供したら第2と第3がそれほど密接なら自分達で作るんじゃない?」
「時間的な速さがね。施設だけ作って第2の人と第3の人が交流して学ぶで良いよ。分かった2つ作ろう。フェブラは第2で第3中継地点の人も指導して。それを円滑に進むようにルルミラに頼めば良いから。こんな時のためにジェニーやマチがいるから協力してやっておいて。金だけは出すから口は出さないー」
「うん分かった」
後2,3回大きなお金の使い方したらすっからかんかも。すぐ増えるけど。根本的にはきちんと回るものに対して、時間を金で買ってる事になる。放置しておけば上手く行くけど、急いでることと、後は今ってタイミングのせい。ダンジョンが減ってしまったら問題だから。
後中継地点の問題ってすごく低い確率だと思うけど、そのうち誰かの家にダンジョンが出来るかな…。タワーならこれが大問題だけど、実はダンジョンたいした問題にならない。地下への入り口が小さく出来るだけだから。タワーは1つで良かった。




