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ドラゴン

 実はミュウよりは森の中の戦い得意。相手の方が数が多かったけど苦も無く倒せた。


「ユーリやっぱそのダガーすごいじゃん」

「いろいろ能力が上がってるってあるかもしれないね」

「ミュウはどう?」

「私の場合分からないですね。良い武器使ってくる敵もまだ当たってませんし」


 ユーリを放置できたのは大きい。ただカミカゼアタックが多い気も…。下手糞だけど、ダガーが強烈なので早く殺せる。ヒールが凄いから攻撃くらってもすぐ回復する。不死身使わなくてもすげー泥臭い戦い方…。逃げるの上手いんだからもっと器用な戦い方あるのにな。彼女のお母さんは正しかった。あれは今の状態じゃないと下手に強い攻撃できると死んでる…。体で覚えてくれと僕は放置してた。


 森を抜けると気がまばらになって山肌が露出した山道になる。目的地が近づいてきた。ハーピーが襲ってきた。ファイヤを打ってくるので改も混ざっている。見た目にはちょっと違うけど、大きな違いは無い。ユーリは違うのかもしれないが僕らは圧倒的にハーピーの方が楽。攻撃手段が無いから降りてきて攻撃し無い解けないので、剣が振るい放題。ただ飛んでくるモンスターを切るってすげー難しい。それでも上からファイヤ合戦は辛い。


 徐々にハーピーにワイバーンが混ざってくる。以前何故肉弾戦だったのか?謎になった。ブレスあるじゃないか…。地域差とか個体差があるのかもしれない。このブレスがハーピーのファイヤなんかと違っててこずる。モンスターの群れをしのぎきって少し楽になってカードを見る事にした。これだけの数のワイバーンなら何かしら良いカードを手に入れてるはず。


 僕が最低レベルの1個上のファイヤに手に入れて、ユーリが同じレベルのウインドとパワーアップ10%をを手に入れた。ミュウは低レベルカードのみ。


「んじゃカードの最適化しましょうか」


 ユーリにパワーアップ10%を割り振って、ストックに1個上ウインドを、そしてミュウに1個上ファイヤをセット。


「そういえばルルミラを契約者って抵抗があるな…」

「私も彼女は駄目だと思います。例えすべて話しても駄目です」

「今ジェニーにファイヤセットしてるから楽だなと思ったから。でもルルミラは何か違うよ」

「私は家族と捉えています。彼女は親しい友人ですが家族じゃないです。結婚は考えてないんでしょ?」

「無いよー僕にとって姉。何故だろうミュウって違う。ユーリは妹みたいなものだし」

「そなの?」

「うん、境遇似てるしね。ミュウはお母さんでもないし。姉といっても家族じゃないよ。結婚って関係は無理ってのはルルミラと家族になるならギリギリ姉って意味でね。契約者ってただのマイカードを集めるのとは違うってミュウ言ってて僕もそう思う」


 さらに上に行くとはサイクロプスとオーガに遭遇。なんなんだこの土地…。ダンジョン以外でモンスターはそれほど居ない。ここ濃すぎる。やばいユーリがきつい。上手くやってーー。さすがにサイクロプスだけは僕がやるから。強い敵ってわけじゃない。パワーが遅さを補ってない。しかしだ巨大さからくるタフさがこういう時しんどい。でも僕がこれ率先して倒さないとな。


 ユーリが辛うじて不死身を使わなくて良かった。さすがにオーガ相手にカミカゼアタックはし無いようだ。距離をとってファイヤ。仕方なく近接して距離をとる。それやってよ…。特攻でヒールの回復力で相手に勝つとか戦闘が上手くならないからな。なんとかしのぎきった。ユーリが危ない以外は余裕だったけど。ユーリも危なくは無い。イザとなったら不死身はかなり強い戦闘スタイルだから。ただ一定時間行動停止と衰弱が不味い。


「モンスターが強いからだろうね。良いカードでるね」


 今回はユーリ駄目だった。皆のカードを割り振って。ユーリが防御10%。ミュウのストックに1個上ウインド。

 どうやらそろそろ宝を守る番人の出番のようだ。突然モンスターが消えて谷底の一つの道に続いていく。それを通り抜けた先にはドラゴンが居た。これはちょっときついかな?


 敢えてフュージョンをしてユーリを守る作戦にした。ワイバーンと較べると多分飛行能力に優れたモンスターじゃないだろう。それでも飛ぶとは思う。それゆえユーリが攻撃の要になる。と思わせることにした。ドラゴンは個体差が激しいが頭の働くモンスターだと資料にあった。と言うか個体差はすごく大きいらしいが最高クラスのモンスターとまだニューシティダンジョン10階の冒険者が出会うなんて…。


 ニューシティにある資料はまだ未知のモンスターの存在が否定できないらしい。だからドラゴンが最高クラスと限らないが、それでもこれは…。


 とりあえずクソデカイ相手に切りかかる。体高は10M程度しかない。ただ体長が20M尻尾入れてそれ以上となる。いや10Mでもサイクロプスぐらい…。ざっくり切れて血を流してる。でもこれ効いてるのかな?そりゃ岩でも切ろうと思えば切れるわけで、ドラゴンは硬い方だと聞いていたが切れてしまう。それに合体の効果がすさまじい。


 ユーリがかなり強烈なファイヤをお見舞いする。効いてると思う。だがスパッと切れる剣は分かりやすい。ガンガン切ってるけど飛ばない。何故だ…。ブレスもなんとか避けてる。時にはユーリを庇ってかすってしまう時もあったがすぐに二人のヒールで治している。僕は優勢だと思えたんだと思う。


「飛べないんじゃないか?」


 ついつぶやいてしまった。ドラゴンは賢いモンスターだと聞いていたがすっかり忘れていた。つぶやいた後切りかかると、ドラゴンは飛んで僕は空振りをした。僕を見ている。やられた完全に騙された。ただそれまで散々切ったのでかなりのダメージのはずそこまでして騙した狙いは分からなかった。

 それはすぐに判明した。ファイヤを打とうとしたユーリにブレスを浴びせた。ユーリは避けたが少し食らう。ダメージを回復するためすぐにヒールを使う。この隙に僕はユーリの盾になろうとした時、すぐにブレスを打って来て、ユーリは直撃した。それでもユーリは死ななかった。しかし、ドラゴンはそのままユーリを蹴りに来た。足を剣で切りつける事は成功したが、ブレスの直撃で動きの鈍いユーリの一撃、ユーリは死んでしまった。


 僕はユーリを抱えて必死に逃げる。本当の問題はそこじゃない。この活動停止時間にある。ブレスを避けて、片手でユーリを抱えて剣で直接攻撃に反撃する。なんとか逃げ切っていた。実はたいしたハンデじゃない。もし合体してなかったらとんでもなハンデだろう。ユーリのハンデ分をミュウが補ってくれてる。僕は普段通り動けた。軽い火傷が綺麗に変わり足の爪で切り裂かれた体が復元していく。

 きたきたこれを待っていた。ユーリが復活した


「ユーリ大丈夫?」

「うん」


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