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第74話

 左右の男たちの指が一斉に引き金に伸びる。そして引いた!


 ディノは引く気配を察知し、それよりもコンマ数秒早く宙に飛び上がった。膝は大きく曲げる。そして予め手の中に用意していた同じ絵柄のスペルカード二枚を一枚ずつ左右の手に持つ。


「パゴス バラフ パニカッティ!」


 左右のスペルカードからきらりと冷気が漏れたかと思うと、長さ二十センチほどの無数の氷の刃が敵を襲った。さすが戦い慣れているだけのことはある。敵方はすぐさま隘路から後退し、身を隠した。しかしこの状況はマズい。こちらの攻撃が止めば、相手方はまた攻めてくる。


 苦々しい表情のままディノが考えあぐねていると、どこからかカチッという音が聞こえた。それとともに腹部辺りに圧迫感が生まれる。不思議に思いそこへ目をやると、黒いゴムベルトで固定されていた。


「!?」


 勿論ディノの腹部だけをゴムベルトが一周しているのではない。背後にいる誰かと固定されたのだ。訳も分からず首を後ろに捻ると、全然知らない青年が実に少年らしい笑みを浮かべそこにいた。


「やあディノ君、大丈夫?」


 誰この人と思いながら、背中に背負う四角い物体からジェット噴射のように下方に火花を散らして空に浮かぶ青年にディノは連れ去られた――。

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