私の居場所は

　とある国長の一人娘、紫乃は、両親に「人を殺す兵器」として育てられてきた。
　そんな紫乃を民は恐れていた。そのうしろにいる紫乃の両親も。
　紫乃自身も両親を嫌い、この世界に突如現れた謎の化け物、ファントムを利用して殺すことにした。
　国も家名も必要ない。ただ、罪の無い民たちを生かすことができればそれでいい。
　身を置くことになった国の領主の一人娘の京香やその専属護衛である風雅、仕事の後輩である陸翔や太一、紫乃の国の民である少女、雫などと関わり、ファントムと戦いながら、紫乃は幸せを知っていく。

　紫乃の望みとは────・・・

　紫乃の想う人は────・・・

　紫乃の未来とは────・・・