ハルカ彼方のchronicle
ハルカ彼方のchronicle
それは「世界」の終わりの始まりだった
……ザザッ……ザッ…
………あー……あ……あー…
ちゃんと……記録…で……てるか
あー……
こちらイサク
システム起動…
これよりすべての事柄を記録する……
…記録開始……
砂漠を人が一人歩いていた
砂の山が広がる
「あっ…つー……
あー…めんどー…
また始まるのかー…
まだ続くのかー…
おまけにあいつらもいねーしなー……
あー…メンドクセー…
ため息まじりで言葉を吐き出す
しかしすぐに深く大きく息を吸って
「あぁー
駄目だなー……
弱気になっちゃ……
自分で決めたことなんだから……
そう独り言をつぶやいて
笑って見せたがあまり気分は晴れなかった
「それにしても暑いな…
これじゃこのフードも
あまり役に立ってないか……
そう言って被っていた
濃く暗い緑色のフードを脱ぎ捨てた
それは風に煽られ何処かへ消えていった
「どっか休める場所ねーかなぁー…
砂漠の真っ只中にいた
昼間は長く気温も高い
その反面
夜間は短く気温も低い
その昼間の最も暑い時間だ
「おぉー
あれは?!
いまにも朽ち果てそうな廃墟を見つけ
その中へ入っていく
「廃墟あってよかったー
まぁ一応涼めるし…
そう言うと
ポケットから時計を取り出した
その時計には長短の針が時を刻んでいた
一秒また一秒と
時計は12時丁度を示していた
「そろそろ時間かなー……
呟くと時計を瓦礫の上へ置き
右手を地面へつけた
すると周りが光りだし
地面から扉を引っ張り出した
「さーてと……
キバッて行っか!
そうして気合いを入れると
開いた扉の光の中へと落ちていった
この砂漠の世界は
ある世界の成れの果てだった
朽ちる前の世界を思い返す
崩れ落ちた建物
燃え盛る炎
空を灰色の雲が覆う
得体の知れない恐怖に逃げ惑う人々
突然の残酷な運命に怒り
愛する者を突然失う哀しみ
どの世界にも神はいない
存在したとして神が守ってくれるわけでもない
人は皆平等だと誰かが言っていた
そんな平等だと言われる世界にも
平等なものなんて無かった
何一つとして
人はどうしてこんなに争うのだろう
感情があるから
自由があるから
正義があるから
人は争うのか
人は愚かで嫌いだ
戦う
争うことでしか生きていけないのか
平和があればどこかで戦争があり
戦争があればそこで人は必ず死ぬ
金に困ってる人がいれば持て余す人もいる
生きている人がいればどこかで死ぬ人もいるだろう
時間だって平等ではない
命ですら金で買える
もし神が
いるだとするならよほど意地悪な神だろう
それが余程人に興味がないか
いずれにせよ
一体この世界の
何が平等で公平だったんだろうか
全くクソみたいな世界だ
それが当たり前の世界だった
そうただの当たり前なことだった
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初めまして
イサクといいます
優しく見てもらえるとうれしいです
ではこれからどうぞよろしくです!
v(^_^v)♪




