通りの森、踏破にむけて進行開始‼
前回のあらすじ
以前マグ抜きで探索をし、コテンパンにされたダンジョンに全員で挑むイノルディナーテ。
ひとまず前回進んだところまで進み、野営をすることに…
翌朝…マグは皆よりも早く起きた…
マグ「んぅー…あぁ…」
軽く伸びをした後に、カバンから手製の神像を取り出し、安定する場所に置く…そして膝立ちをすると…
マグ「主よ…此度も朝を無事に迎えさせてくださったこと…心より感謝いたします…どうか今日も、私を…仲間を…お護りください…」
祈りの言葉を紡ぎながら魔力を神像に捧げる…マグの育った田舎の教会の日課である。
1時間後…今度はグラスが起きてきた…
グラス「おぉ、おはよう…」
マグ「……」
マグは祈りの途中なので返事はしない。
グラス「さて…」
グラスは座り込み、みんなの武器を確認する…
グラスの細剣、ネロの魔法の杖、マグの棍杖、フレッサの弓…それら全てに歪みや汚れ、傷がないかを確認する…
目を凝らすと、マグの棍杖がわずかに曲がっていた…そこでグラスは音を立てずに、ゆっくり慎重に戻していった…
グラス「…よし。」
それから1時間後…ようやく全員起きてきた…
フレッサ「おはようございます…」
ネロ「おはよ…」
フィス「う~っす…」
グラス「おぉ、おはよう。」
マグ「ふぅ…あぁみんなおはよう。」
ここでようやくマグの祈りが終わった、時間にして約二時間である。
ネロ「毎度思うけど良くできるわね…」
マグ「まぁ、ちいさい頃からずっとやってたし。」
グラス「ほら、早く準備しろ。」
ネロ「せっかち器用貧乏が…」
ネロが魔法の杖を構えると…
ネロ「"母なる海よ…天の恵みよ…今汝らの恩寵の一滴を我に与えたまえ…"アクア‼」
水で出来た球体がフレッサ、ネロ、フィスの顔にぶつかる…
フレッサ「うぅ…目覚めにはちょうどいいんですけどね…」
フィス「冷てぇ…」
ネロ「文句言わないの、これでも出力調整難しいんだからね?」
三人は顔を布で拭き、準備万端。
グラス「うっし、行くか。」
森の最奥を目指して歩く一行…
ネロ「木の根がいっぱいで歩きにくいわね…」
グラス「口より目を動かせ、いつ魔物が来るかわかんねぇんだから。」
フィス「というか…さっきから見られてはいんだよな…」
マグ「野生の勘?」
フィス「おう、なんかこう…ビリっとくるんだよ、肌に…」
フィスは元々山育ちのため、感覚がかなり鋭い。
フレッサ「もう少しで林を抜けだしそうですね。」
ネロ「やっとか~…ほんと長いのよこの林…」
ようやく林を抜けた一行、しかし次の瞬間…空から何かが飛来してくる…
グラス「ちっ…レイバーか…」
フィス「待ち構えてたみたいだな。」
フレッサ「木々が生い茂る林の中ではご自慢の飛行能力が発揮できませんからね、相変わらず頭の良く回る鳥畜生ですね…」
ネロ「今日は昨日みたいにいかないからね?覚悟しなさいよ‼」
全員が構えを取ると…
マグ「"流れを司りし主よ…武を極めし主よ…我が同胞に力をお貸しください…"ヘイスト‼アグメンティオ‼」
下級加速補助魔法と下級攻撃力増加補助魔法を同時に発動するマグ。
ネロ「あんた"多重詠唱"までできるの!?」
マグ「まぁ…うん…」
"多重詠唱"本来魔法は詠唱と魔法、二つで一つなのだが、多重詠唱は二つの魔法の詠唱を繋ぎ合わせることで同時に魔法を発動できる技術である、当然ネロもできる。
グラス「お話はあとでにしろ、来るぞ‼」
続く…
この度は不遇な支援職の白魔導士ですが、パーティメンバーがいい奴すぎて追放されませんを読んでいただき、誠にありがとうございます。
メンタルクソ雑魚作者の妖峰輪廻です。
仕事でミスを指摘されるだけでメンタルダダ下がりになってみぞおち痛くなっちゃうくらい雑魚です‼
まぁそんな話は置いておいて…というわけで今週もこっちの投稿になります…
てんゆりやオタ転魔族、壊ラメを見たいという方、申し訳ございません…
というわけで、今回は新たに出てきた設定、多重詠唱というものが出てきましたね。
作中の説明をさらに分かりやすくすると、AとBの詠唱をくっつけたCを使うことでAとB、両方の魔法を使うことができるという事です。
ただし欠点として、同系統の魔法にしか多重詠唱は使えません。
つまり攻撃と補助、補助と回復という組み合わせはできないという事ですね。
それを本編で言えやと思った方、全くその通りでございます…
というわけで、今回のあとがきはここまで。
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。




