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明かされる言わなかった訳

前回のあらすじ…

買い出しから帰ったマグは、買ってきたものの整理を行っていた…

だが夜遅くになっても仲間が戻らず、自分は捨てられたと思っていた…

今日はもう寝ようと思ったマグであったが、突如拠点の扉が開いた…

そこに立っていたのはボロボロの仲間たちだった…

仲間を回復させ、理由を聞こうとすると、仲間たちは、土下座をして謝ってきた…


マグ「えっと…まず状況を説明して?謝る前に…」

グラス「あぁ…そうだな…まず何処に行ってたか話すんだが…」

ネロ「あんた抜きで中級ダンジョンに行ってたのよ…」

マグ「なんで?」

通常この世界のダンジョンはパーティ全員で挑むのが普通…だが何故か今回は4人はマグを連れて行かずにダンジョンに挑んでいた。

フレッサ「マグさんも見ましたよね?昼の上級パーティのやり取り…」

マグ「うん、だから僕はてっきり…」

フィス「俺たちが旦那を捨てるなんてありえねぇだろ?いっつも回復助かってるしな。」

ネロ「無詠唱でわかりづらいけど…」

マグ「あはは…まぁそれは僕の加護のせいというか…」

マグの加護は「祝福の加護」と呼ばれる加護…

効果は、回復魔法の効果が少し上がるのと、回復魔法に限り詠唱を破棄できること。

一見地味だが、魔導士や僧侶にとって詠唱は最も隙を晒す瞬間…それがなくなるというのはかなり大きい…

グラス「おまえは余計な事言うなよ‼話がこじれるだろ‼」

ネロ「はぁ!?どこがこじれるって言うのよ‼言ってみなさいよこの器用貧乏っ‼」

グラス「器用貧乏だとぉ!?お前ぇだっていっつもゼェゼェ言ってんじゃねぇかよ‼このセロリ‼」

ネロ「セロリですってっ‼大体あたしは加護のせいでこんなに疲れやすいだけだから‼本当はもっと動けるから‼全部できるのに全部平均以上のあんたとは違うから‼」

グラス「てんめぇ…言わせておけばぁ…‼」

そのままほっぺをつねり合う喧嘩に発展した…

なお、ネロの加護は「犠牲の加護」と呼ばれる加護…

その効果は、魔力以外の運動能力・筋力・体力を犠牲にし、魔力を底上げするという効果だ…

リスクありで強い加護に思われるが、犠牲にした筋力や体力、運動能力は元には戻らずそのまま…

今のネロの体力や筋力は、全て「普通に生きていく上では問題ない」レベルにまで低下している…

対してグラスの加護は「超魔術の加護」と呼ばれる加護…

魔法系の加護で最強…と思われるが、実際は魔法とは一切関係ない…

その効果は、すごく器用になる…それだけである。

一度見た物はすぐに習得でき、裁縫・料理・小物作りなどができるが、全てが平均以上の腕で止まる…

完璧に模倣し、その手の専門家には絶対に届かない、中々に扱いづらい加護…

マグ「また始まった…」

フレッサ「では、私とフィスさんから話しますね…」

フィス「俺たちはあの上級パーティの出来事を見て、それを自分たちに置き換えて見ちまった…」

フレッサ「ですので、我々はマグさんの支援のありがたみを忘れないようにと、マグさんに内緒でダンジョンに向かったんです…」

フィス「まぁ結果は見るも無残に惨敗だったけどな…ネロの詠唱は遅いし、フレッサは引き搾るのが遅くなっちまってるし…」

フレッサ「フィスさんはいつもの癖で突進して貧血でフラフラになりますし…グラスさんもいつもよりエレメンティオ(属性を付与する魔法)の詠唱が遅くなってましたし…」

フィス「旦那のありがたみを再確認できたが…同時に花畑が見えたぜ…」

マグ「そうだったんだね…でも、なんで言ってくれなかったの?ダンジョン行ってくるから先拠点に戻っててくれって言ってくれればよかったのに…」

フレッサ「言ったらマグさん絶対ついてきてたでしょ?」

マグ「そんなことは…」

言われていた場合のシチュエーションを頭の中で再生する…

そして結局着いていってる自分が見えた…

マグ「…無いと思う…」

フレッサ「完全にあった時の顔ですよね?」

マグ「だって心配だもん‼みんな大切な仲間だし‼」

フィス「あ、考えてたって認めたな…」

マグ「あっ…」

フレッサ「私たちもマグさんが大事なんです、だからこそ離れたくないんです…」

フィス「今回の件は、俺達に旦那を捨てる気を起こさせないための…あぁ…なんつったっけ…あのぉ…」

フィスは思い出そうと頭をポリポリ搔いている…

マグ「しつけ?」

フィス「そう‼それだ‼」

マグ「まぁ…理由はわかったからよかったよ…少なくとも嫌われたわけじゃないって言うのはわかったし…」

マグはゆっくり立ち上がる…

マグ「でも、しばらく補助魔法は初級のだけにするからね?」

フィス「うぐ…やっぱり怒ってたか…」

マグ「当然でしょ?黙ってたんだから。」

フレッサ「自業自得ですね…反省します…」

ネロ「あんたの提案のせいで相棒がかけてくれる補助魔法が初級だけになっちゃったじゃない‼」

グラス「お前も言い出しただろうが‼あとマグは俺の相棒だ‼勝手に人の相棒とってんじゃねぇよ‼」

マグ「まだやってるよ…」


続く…

この度は不遇な支援職の白魔導士ですが、パーティメンバーがいい奴すぎて追放されませんを読んでいただき、誠にありがとうございます。

身体崩壊まっしぐら‼作者の妖峰輪廻です。

というわけで今回は前回の何も言わすにダンジョンに行った理由と、加護についてのお話でしたね。

まだフレッサとフィスの加護については出てきていませんが、ここでは詳細は言いません。

まぁ二人とも戦闘系の加護ではないことを言っておきます。

ちなみに、ここでマグについて一つだけ情報を言っておくと、マグは初級の回復魔法と初級の状態回復魔法、初級なのに習得難易度が上級以上の範囲回復魔法の計三つしか回復系は覚えていません。

それについては、本編で明らかになっていくのでお楽しみに。

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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