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不遇職だから追放され…

ここは冒険者が行き交う巨大な街・ディビテクリウム…

国一番の冒険者ギルドがあり、多くの冒険者がここで生計を立てている…

その街の中で、最近とある問題が起こっていた…それは…

冒険者1「じゃあお前とはここまでな。」

冒険者2「待ってくれよ‼俺は今まで回復とか頑張ってきたじゃないか‼」

冒険者3「じゃああんた回復以外何ができるの?正直言って邪魔なのよ。」

俗にいう…「追放」である…

この問題が起こっている要因は主に二つ…

一つは職業…冒険者には様々な職業があり、その中でも特に追放されているのが「支援職」に分類される「僧侶」と「白魔導士」だ…

冒険者になりたての頃は、この職にありがたみを感じることがほとんどだが、力がつくにつれて、この職へのありがたみは薄れていく…

そしてもう一つの要因が…

冒険者4「それに、”加護”も雑魚だし…今まで使ってもらえてたのを光栄に思った方がいいわよ?」

この世界には、「加護」と呼ばれる、歳が20になるときに授かる能力が存在する…

当然これにも強力な加護とそうでない物が存在し、追放されているのが、主にその微妙な加護を持つ者である…

そして、この問題を横目で見ながら、パーティと買い物をしている「支援職・白魔導士」の青年が居た…

青年の名は、マグ・アルバス…中等パーティ・イノルディナーテに所属している白魔導士だ…

マグ「えーっと…あと必要な物は?」

剣士「あぁ…買っておくのはそれくらいだな。」

剣士の名はグラス・デュクス、イノルディナーテのリーダー。

黒魔導士「あ、ごめん用事思い出したから先に拠点に戻ってもらっていい?」

黒魔導士の名はネロ・クロノ、黒魔導士の名門一家の三女。

弓取「すいません、私も用事があって…」

弓取の名はフレッサ・ヴィンクス、沿岸部の漁村生まれの少女。

フレッサ「フィスさんも来てください、荷物持ちです。」

フィス「ん?ご指名か?」

フィスさんと呼ばれた彼の名はフィス・ペルフォト、筋骨隆々の格闘家である。

グラス「悪いな相棒、先に拠点に向かって買ったものを置いてきてくれ、用事を済ませたらすぐに戻る。」

マグ「わかった、気を付けてね。」

マグはそのまま普段寝泊まりしている拠点に向かう…

ディビテクリウムの人通りの少ない街道にその拠点はある…

その拠点は、老朽化により捨てられた小さな宿屋、そこをみんなでお金を出し合って買い、改装した。

扉を開けて、買ったものの整理をするマグ…

マグ「食料品に回復薬…フレッサの弓用の弦に、グラスが使う砥石…」

整理をしていると、すっかり夜になっていた…だが…

マグ「みんな遅いなぁ…」

いつになってもグラスたちが帰ってこないのである…

そしてマグは昼に横目で見ていた光景が脳裏に浮かぶ…

苦楽を共にしていた仲間に捨てられていた支援職の男…その男の顔が自分に重なる…

思えば、自分たちは今や中等パーティ…初期から組んでいるため、回復のありがたみが薄れるには充分すぎる時間である…

マグ「そっか…」

マグの頭に、「追放」という二文字が浮かび上がる…支援職であり、加護も決していい物とは言えない…そんな自分がひと時でも輝かしい経験をさせてもらえた…

マグ「いい夢見させてもらったよ…」

明日、荷物をまとめて、故郷に帰ろうと、自室に戻ろうとしたその時…

(キィィィ…)

突然扉が開き、4つの影があらわになった…

だが扉が開き切ったその時に、目に入った光景が、マグを驚愕させた…

グラス「よう…ただいま…」

そこにいたのはボロボロになったグラスたちだった…

マグ「みんな!?どうしたのその怪我!?」

グラス「説明したいところなんだけど…そのまえに…回復たのめるか…」

グラスは今にも倒れそうだった…なぜここまで遅くなったのか、今すぐにでも聞きたいマグではあったが…

マグ「わかった‼ちょっと待って、すぐ癒すから‼」

マグはみんなを即座に回復させた…


すこし落ち着いた後…

グラス「ありがとう、相棒…助かったよ…」

ネロ「久々に死ぬかと思ったわ…」

フレッサ「面目ありません…」

フィス「九死に一生を得るたぁこのことだな…助かったぜ、旦那。」

マグ「よかった…命に別状なくて…」

とりあえず皆の無事を確認して一息つくマグ…

マグ「それで…どうしてこんなに遅くなったの?」

マグが直球で疑問を投げる…すると…

グラス「それを話す前に…一つ…言っておかなきゃいけないことがある…」

グラスたちは、急に真剣な表情になった…

マグ「なに…急にそんな改まっ…」

そして、マグが心の準備の真っ最中だった次の瞬間…

グラスたち「黙ってダンジョン行ってすいませんでしたっ‼」(ゴンッ‼)

全員が土下座した…当然これにはマグも…

マグ「……え?」

この様子である…


続く…

この度は不遇な支援職の白魔導士ですが、パーティメンバーがいい奴すぎて追放されませんを読んでいただき、誠にありがとうございます。

バカ作者の妖峰輪廻です。

というわけで、今手掛けている作品全てがまだ完結していないのに新作を出しました‼

どうぞ‼バカと罵ってください‼自分自身もバカだと思ってるので‼

はいと言うわけで、新作がまた増えてしまいました…

ただ、このお話が面白いと言ってくださると、描いてる本人としてはとてもありがたいです。

その他にも、いろいろ作品を書いておりますので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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