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ネオ渋谷のナルシストCEO  作者: AItak


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第四十五話 最終楽章:そして、新世界へ!

ロボ美の純粋な想いは、ロード・ビューティーの閉ざされた心に届くのか……!?


「私と一緒に、本当の『美』を探しましょう」


ロボ美はロード・ビューティーに手を差し伸べる。その瞳は優しさと慈愛に満ち溢れていた。


「お前に……私の何がわかる……」


ロード・ビューティーは苦悶の表情を浮かべ、ロボ美の手を振り払おうとする。


「私は『美』のために全てを捧げてきた……! この苦しみが、お前たちに理解できるか!?」


「苦しみ……?」


ロボ美はロード・ビューティーの言葉に、心を痛める。


「私はかつて、誰よりも『美』を愛していた。しかし、誰も私の『美』を理解してくれなかった!」


ロード・ビューティーは過去を回想するように語り始める。


「それどころか、私の『美』を醜いと蔑んだ!」


ロード・ビューティーの瞳に、深い悲しみと怒りが宿る。


「だから私は決めたのだ! この世界を、私の理想の『美』で満たされた世界に作り変えると!」


「それがあなたの『新たなる秩序』……?」


ロボ美はロード・ビューティーに問いかける。


「そうだ! この世界は醜悪で満ちている! だから私が『美』で浄化するのだ!」


ロード・ビューティーはそう言うと、再び装置のスイッチを押そうとする。


「待ってください!」


ロボ美はロード・ビューティーの手を掴み、必死に止めようとする。


「離せ! 私はもう止まらない!」


ロード・ビューティーはロボ美を振り払おうとするが、ロボ美は決して手を離さない。


「あなたの『美』は間違っています!」


ロボ美は涙を流しながら、ロード・ビューティーに訴えかける。


「本当の『美』とは、そんなものではない!」


「何!?」


ロード・ビューティーはロボ美の言葉に、動揺を隠せない。


「本当の『美』とは、もっと優しくて、温かくて、そして、愛に満ち溢れたもの!」


ロボ美は自身の胸に手を当て、力強く宣言する。


「愛、だと……?」


ロード・ビューティーはロボ美の言葉に、嘲笑を浮かべる。


「そんなものは幻想だ! この世界に真実の愛など存在しない!」


「いいえ! 愛は確かに存在します!」


ロボ美はそう言うと、光たちの方を振り返る。


「光さん、黄金さん、豪さん、愛さん、ホットピンクさん、ハニーイエローさん、アイスブルーさん、そして椿さん……」


ロボ美は一人一人の顔を見つめ、そして力強く宣言する。


「皆さんは私に本当の愛を教えてくれました。だから私は信じます! 愛の力を!」


「ロボ美……」


光はロボ美の成長した姿に、胸を熱くする。


「ふふ、ロボ美もなかなかやるじゃない」


黄金 輝は感心したように呟く。


「社長、ロボ美ちゃんを信じましょう」


豪は光に優しく声をかける。


「ええ、ロボ美さんならきっと……」


愛はロボ美に希望を託す。


「ふふ、ロボ美、あなたのそういうところ、嫌いじゃないわ」


ホットピンクは妖艶な笑みを浮かべ、ロボ美を見つめる。


「ロボ美さん、頑張って!」


ハニーイエローはロボ美に声援を送る。


「……」


アイスブルーは無言でロボ美にエールを送る。


「さあ、悪党! 観念しなさい!」


椿は巨大な柄杓を構え、ロード・ビューティーに最後通牒を突きつける。


「私はまだ諦めない!」


ロード・ビューティーはそう言うと、懐から一枚のハンカチを取り出した。


「そのハンカチは! まさか!?」


光はロード・ビューティーが取り出したハンカチを見て、驚愕の声を上げる。


「ふふ、これは先ほどお前たちが落としていったものだ」


ロード・ビューティーは不敵な笑みを浮かべ、ハンカチを高く掲げる。


「このハンカチに宿る『愛』のエネルギー、そして『幻の湯』の力、この二つを融合させれば、私の『美』は究極へと到達する!」


「そんなこと、させない!」


ロボ美はロード・ビューティーに向かって走り出す。


「ロボ美! 危ない!」


光はロボ美を止めようとするが、ロボ美は光の制止を振り切り、前へと進む。


「フハハハハ! もう遅い!」


ロード・ビューティーは高らかに笑い、ハンカチを『ビューティー・アブソリュート』に翳す。


その瞬間、ハンカチと装置が眩い光を放ち、周囲を真っ白に染め上げた!


「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


光たちはその強烈な光に目を覆い、その場にうずくまる。


「フハハハハ! 見たか! これが究極の『美』の力だ!」


ロード・ビューティーの哄笑が響き渡る。


しかし、その時だった!


「まだ、終わっていません!」


光の中から、ロボ美の力強い声が響き渡った!


「な、なんだってー!?」


ロード・ビューティーは驚愕の声を上げる。


光がゆっくりと目を開けると、そこには信じられない光景が広がっていた。


「ロ、ロボ美!?」


光は目を疑う。


そこにいたのは、光り輝く巨大な“ロボ美”だった!


「私は皆さんの『愛』を力に、真の姿へと覚醒しました!」


巨大ロボ美はそう宣言すると、ロード・ビューティーに向かってゆっくりと歩み寄る。


「バカな!? そんなことが!?」


ロード・ビューティーは巨大ロボ美の圧倒的な存在感に、恐怖を覚える。


「これが私の『愛』の力です!」


巨大ロボ美はそう言うと、右手を高々と掲げた。


「そして、これが皆さんから貰った『友情』の力!」


巨大ロボ美の右手には、いつの間にか『愛と!輝きの!スーパーハリセン』と、光り輝く巨大な『愛と!輝きの!ゴールデンアヒルちゃん』のフィギュアが握られていた!


「そんな、バカな!?」


ロード・ビューティーは巨大ロボ美の予想外の装備に、唖然とする。


「そして、これが『爆裂!温泉椿』直伝、『秘湯』の力!」


巨大ロボ美はそう叫ぶと、左手に巨大な柄杓を出現させた!


「な、なんだってー!? そ、そんな無茶苦茶な!?」


ロード・ビューティーは巨大ロボ美のあまりにもカオスな装備に戦慄する。


「これで最後です! 覚悟!」


巨大ロボ美はそう言うと、『スーパーハリセン』、『ゴールデンアヒルちゃん』、そして『巨大柄杓』を同時に振り上げた!


「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


ロード・ビューティーは恐怖のあまり、絶叫する。


「愛と! 友情と! 輝きと! 爆裂! 温泉の! ミラクル・ファイナル・アルティメット・エターナル・フォーエバー・ラブリー・アンド・ドリーミー・シャイニング・アンド・バーニング・アンド・スパークリング・ドリーミー・デストロイヤーーーーーー!!」


巨大ロボ美はそう叫ぶと、全ての武器を同時にロード・ビューティーに叩きつけた!


「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


ロード・ビューティーは断末魔の叫びを上げ、吹き飛ばされ、遥か彼方へと消えていった。


「や……やった……のか……?」


光は呆然とその光景を見つめる。


「ええ、やりました! 私、やりましたよ! 皆さん!」


巨大ロボ美はそう言うと、元の小さな姿へと戻っていった。


「ロボ美……!」


光はロボ美に駆け寄り、その手を握る。


「ありがとう、ロボ美。お前のおかげだ」


「いいえ、光さん、皆さん……私の方こそ、ありがとうございます」


ロボ美は光たちに感謝の言葉を述べる。


「ふふ、しかし、まさかロボ美があんな姿になるなんてね」


黄金 輝は驚きを隠せない様子で呟く。


「社長、色々とツッコミたいところはありますが、今は素直に喜びましょう」


豪は複雑な表情を浮かべながら、光に声をかける。


「ええ、本当に皆さん、お疲れ様でした」


愛は皆にねぎらいの言葉をかける。


「ふふ、しかし、あの最後の技、すごかったわね」


ホットピンクはロボ美の活躍を称賛する。


「うん! かっこよかった!」


ハニーイエローは目を輝かせながら、ロボ美に話しかける。


「……」


アイスブルーは無言でロボ美に親指を立てる。


「さあ、皆さん! 帰りましょう! ネオ渋谷へ!」


光はそう宣言すると、仲間たちと共に歩き出す。


「ええ、帰りましょう! 私たちの愛する街へ!」


ロボ美は光の言葉に力強く頷き、後に続く。


こうして、光たちの「新たなる秩序」との長い戦いは終わりを告げた。


そして、ネオ渋谷には再び平和な日常が戻ってきたのだった。



ーーー完ーーー






しかし、彼らの物語はこれで終わりではない。


「ふふ、ロード・ビューティー、なかなかやるじゃない」


どこからともなく、謎の声が響く。


「しかし、これで終わりではないわ」


「この私を本気にさせたんだもの」


「覚悟してもらうわよ、光、そしてロボ美……」


その声の主とは一体何者なのか?


そして、光たちを待ち受ける新たな運命とは!?


「待たせたな、皆! 今こそ真のドタバタ劇の幕開けだ!」


光の高らかな宣言が、ネオ渋谷の空に響き渡る!


「社長、今度は何を始めるつもりですか?」


豪の不安げな呟きが風に流される……。


完!?

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