第四十話:再戦への序曲!新たなる力と試練!
「行くぞ!皆!必殺!ビーチボール・アターック!」
光はビーチボールを高く掲げ、雄叫びを上げる。その姿は、まるで何かのスポーツ漫画の主人公のようだった。
「社長……本気でやるんですか、これ……」
豪は冷ややかな視線を光に送りながら、呆れ顔で呟く。
「ああ!もちろん本気だ! 特訓とは常に真剣勝負……! それが俺の流儀だ……!」
光は真剣な表情でそう答え、ビーチボールを力強く床に叩きつけた。
「しかし、なぜビーチボールなんですか……?」
愛は未だ納得がいかない様子で、光に問いかける。
「ふふ、愛、お前はまだわかっていない……」
光は愛に優しく微笑みかけ、語り始める。
「ビーチボールバレーとは、一見遊びに見えるかもしれない。しかし、その実、非常に奥深いスポーツなのだ」
「瞬時の判断力、的確な状況把握、そして何よりも重要なのが……チームワーク!」
光は熱弁を振るいながら、ビーチボールを高く放り投げる。
「来るべき『新たなる秩序』との戦いに備え、我々に必要な能力を、このビーチボールバレーで養うのだ!」
「はぁ……」
愛は光の強引な理屈に、呆れ顔でため息をつく。
「まあ、確かに一理あるかもしれませんね」
黄金 輝は、意外にも光の意見に賛同する。
「ふふ、でしょう? さあ、皆! 特訓開始だ!」
光はそう宣言すると、ビーチボールを手に取り、コート(即席で作られた温泉宿の大広間)に飛び出した。
「仕方ない……やるか……」
豪は渋々といった様子で、光に続く。
「ふふ、面白そうじゃない」
ホットピンクは妖艶な笑みを浮かべ、ビーチボールに興味を示す。
「頑張るわ!」
ハニーイエローは可愛らしいガッツポーズを決め、やる気満々だ。
「……」
アイスブルーは無言で軽くストレッチを始める。
「皆さん、頑張りましょう!」
ロボ美は皆にエールを送り、共にコートへと向かう。
こうして、光率いる「チーム・ヒカル」と、黄金 輝率いる「チーム・アキラ」に分かれて、ビーチボールバレーの特訓が開始された。
「行くぞ!ロボ美! 必殺! ナルシストサーブ!」
光は大きくジャンプし、強烈なサーブを放つ。
「!」
ロボ美は光のサーブに反応し、見事なレシーブを見せる。
「ふふ、やるじゃない、ロボ美。しかし、この黄金のレシーブは返せるかな……?」
黄金 輝は優雅な身のこなしでボールをレシーブし、光のコートへと打ち返す。
「くっ……! そうはさせるか……! 豪! カバーだ!」
光は豪に指示を出す。
「はい、社長!」
豪は素早くボールの下に滑り込み、見事なトスを上げる。
「愛! 決めろ!」
光は愛に向かって叫ぶ。
「任せてください!」
愛は光のトスに合わせ、ジャンプし、強烈なスパイクを放つ。
「ふふ、甘いわね!」
ホットピンクは愛のスパイクを見事にブロックする。
「やるわね!」
ハニーイエローはホットピンクのブロックに拍手を送る。
「……」
アイスブルーは無言で次のプレーに備える。
白熱した試合展開はその後も続き、一進一退の攻防が繰り広げられた。
光のナルシスト全開のプレー。
黄金 輝の優雅で華麗なプレー。
豪の堅実で的確なプレー。
愛の冷静沈着なプレー。
ロボ美の正確無比なプレー。
ホットピンクのセクシーでトリッキーなプレー。
ハニーイエローの元気いっぱいのプレー。
アイスブルーのクールで無駄のないプレー。
それぞれの個性がぶつかり合い、見事なチームワークを生み出していた。
「はぁ……はぁ……」
試合は長時間に及び、皆、息を切り、汗だくになっていた。
「なかなか……やるな……光……」
黄金 輝は、光の健闘を称える。
「ふふ……お前こそ……黄金……」
光は、黄金 輝にライバル心を燃やす。
「社長、黄金さん、そろそろ休憩にしませんか……?」
豪は疲労困憊の様子で、二人に提案する。
「そうね、少し休憩しましょう」
愛も豪の意見に賛同する。
「皆さん、お疲れ様でした」
ロボ美は皆にねぎらいの言葉をかける。
「ふふ、いい汗かいたわ」
ホットピンクは汗を拭いながら、満足げな表情を浮かべる。
「楽しかった!」
ハニーイエローは笑顔でそう呟く。
「……」
アイスブルーは無言で汗を拭う。
「よし!皆!よくやった!」
光は皆の健闘を称え、大きな声でそう言った。
「この調子でチームワークを磨いていけば、『新たなる秩序』にもきっと勝てる!」
「そうですね」
愛は光の言葉に同意し、微笑み返す。
「ふふ、しかし、まさかこんな形で特訓をすることになるとはね」
黄金 輝は苦笑いを浮かべながら呟く。
「でも、結果的には良かったのでは?」
豪は今回の特訓を前向きに捉えているようだ。
「はい、皆さんと一緒に特訓できて楽しかったです」
ロボ美は皆に感謝の気持ちを伝える。
「ふふ、私たちも楽しかったわ、ロボ美」
ホットピンクはロボ美に優しく微笑みかける。
「またやりましょうね!」
ハニーイエローはロボ美に笑顔で話しかける。
「……」
アイスブルーは無言でロボ美に頷く。
「よし!それでは、皆!温泉で汗を流して、夕食にしよう!」
光はそう宣言すると、皆を連れて温泉へと向かった。
しかし、その時、彼らはまだ気づいていなかった。
「新たなる秩序」の魔の手が、すぐそこまで迫っていることに……。
一方、その頃、「新たなる秩序」のアジトでは……。
「フフフ……順調、順調……」
フードの男は、不気味な笑みを浮かべながら巨大な水槽を眺めていた。
その水槽の中には、黄金色に輝く液体が満たされていた。
「これこそが、我々が求めていた『究極の美』をもたらす『幻の湯』……」
フードの男は恍惚とした表情で水槽を見つめる。
「この『幻の湯』の力があれば、我々の悲願、『新たなる秩序』の実現も夢ではない」
フードの男はそう呟くと、懐から例のハンカチを取り出した。
「そして、このハンカチに秘められたエネルギー……」
フードの男はハンカチを水槽に近づける。
「この二つの力が融合した時、真の力が解放される!」
フードの男はそう言うと、ハンカチを水槽の中に投げ入れた!
「さあ、見せてみろ! お前の真の力を!」




