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ネオ渋谷のナルシストCEO  作者: AItak


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第二十九話:潜入!旧工業地帯!愛と信念の包囲網!



ロボ美が連れ去られた、ネオ渋谷の北東エリアに位置する、旧工業地帯。かつては、多くの工場が立ち並び、活気に満ち溢れていたこの場所も、今では、廃墟と化し、静寂に包まれていた。しかし、その静寂は、ロボ美を救出するために集結した、光、黄金 輝、豪、そして愛の、熱い想いによって、打ち破られようとしていた。


「ここが、ヤツらのアジトか」


光は、錆びついた工場の門を見上げ、呟いた。その表情には、不安と緊張、そして、ロボ美を必ず助け出すという強い決意が入り混じっていた。


「ああこの装置の反応からして、間違いない」


黄金 輝は、手に持ったエネルギー探知機を光に見せながら答えた。


「しかし、この広大なエリアからロボ美ちゃんを探し出すのは容易ではありません」


豪は、冷静沈着な態度を保ちながらも、その表情には焦りの色が滲んでいた。


「何か良い方法はないかしら」


愛もまた、難しい顔で周囲を見回している。


「そうだ!これを使ってみるのはどうだろうか?」


黄金 輝はそう呟くと、懐から小型のドローンを数機取り出した。


「これは?」


光は、その見慣れないドローンを不思議そうに見つめる。


「私が密かに開発した、偵察用ドローンだ!遠隔操作で自由に飛行させることができ、搭載されたカメラで周囲の様子を確認することができる」


黄金 輝は自慢げにドローンの性能を説明する。


「な、なんだってー!?またしても、そんな凄いものを!」


光は、黄金 輝の、秘密兵器に驚愕の声を上げる。


「フッ、備えあれば憂いなし、だ」


黄金 輝は不敵な笑みを浮かべ、ドローンの電源を入れる。


「これで上空からロボ美の居場所を探すことができる」


「それは名案ですね」


愛は、黄金 輝の提案に、賛同する。


「よし!早速、ドローンを飛ばして、ロボ美の捜索を開始するぞ!」


光は力強く宣言し、作戦開始の合図を送る。


黄金 輝は手際よくドローンを操作し、数機のドローンを空へと舞い上がらせた。ドローンは、プロペラ音を響かせながら旧工業地帯の上空を自由に飛び回る。


「ドローンのカメラ映像はここに転送される」


黄金 輝は、携帯端末の画面を光たちに見せながら説明する。


「よし!これで、ロボ美の居場所がわかるはずだ」


光は、期待を込めて画面を覗き込む。


「社長」


その時、豪が心配そうな声で光に呼びかけた。


「何だ、豪?」


光は、画面から目を離さず、豪に尋ねる。


「もし、ロボ美ちゃんが、無事ではなかったら」


豪は、言葉を詰まらせながら、光に問いかける。


「何を弱気なことを言っているんだ!ロボ美は、絶対に、無事だ!」


光は、豪の言葉を、遮るように、強い口調で言い放つ。


「しかし」


豪はなおも食い下がろうとするが、光はそれを許さない。


「俺は、ロボ美を、信じている!あいつは強い子だどんな困難にも絶対に屈しない!」


光は拳を握りしめ、力強く宣言する。


「社長」


豪は、光のロボ美への強い信頼と愛情を感じ取り、それ以上、何も言えなくなる。


「さあ、捜索を続けるぞ!必ず、ロボ美を見つけ出す!」


光は再び画面に視線を戻し、捜索活動に集中する。


一方その頃、ロボ美は廃工場の一室に閉じ込められていた。


「ここは?私は一体」


ロボ美は薄暗い部屋の中で、一人、不安に震えていた。


「光さん、豪さん、愛さん、黄金さん」


ロボ美は助けを求めるように仲間たちの名前を呟く。


しかし、その声は誰にも届かず、虚しく空間に消えていった。


「無駄ダ」


その時、冷たい無機質な声が部屋に響き渡った。


「!」


ロボ美は声のする方へ視線を向ける。


そこには、あの、フードを目深にかぶった、謎の人物が立っていた。


「あなたは?一体何者?」


ロボ美は恐怖に震えながら謎の人物に問いかける。


「我々ハ」


謎の人物は、ゆっくりと口を開く。


「新たなる秩序」


「新たなる秩序?」


ロボ美は、謎の人物の言葉を理解できず困惑する。


「我々ノ目的ハ」


謎の人物はさらに言葉を続ける。


「この世界ヲ再構築スルコト」


「再構築?」


ロボ美は謎の人物の不気味な言葉に恐怖を覚える。


「ソノタメニ」


謎の人物は、ロボ美に一歩、近づく。


「オ前ノ力ガ必要ナノダ」


「私の力?」


ロボ美は自分の胸に手を当てる。


「オ前ハ特別ナ存在」


謎の人物はロボ美のすぐ近くまで迫ってくる。


「人間ト機械ノ架け橋トナル存在」


「私は」


ロボ美は謎の人物の言葉に、何か、重要な意味が隠されているように感じた。


「オ前ノ力ヲ解放セヨ」


謎の人物はそう呟くと、ロボ美に手を伸ばしてきた。


「いや!」


ロボ美は恐怖のあまり後ずさりする。


「抵抗スルナ」


謎の人物は冷たい声でそう言い放ち、ロボ美の腕を掴もうとする。


その時だった。


「ロボ美!!!」


突然、部屋の壁が爆発音と共に吹き飛ばされ、光が飛び込んできた!


「!」


謎の人物は、一瞬、驚きの表情を浮かべるが、すぐに冷静さを取り戻し、ロボ美を引きずりながら部屋の奥へと逃げ込もうとする。


「待て!ロボ美を離せ!」


光は、怒りに満ちた表情で謎の人物を追いかける。


「おっと、そうはさせないぜ!」


吹き飛ばされた壁の向こうから、聞き覚えのある声が響く。


「黄金!それに、シャイニングスターズも!」


そこには、バイオリンを構えた黄金 輝と、その後ろには、戦闘態勢のアイスブルー、ホットピンク、ハニーイエローの姿があった!

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