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おまけのエピローグ

夫婦の寝室にて。

「ほんと〜によかったですね。ナットがしばらくは一緒に暮らせることになって」

「うん、エイミのおかげだ」

「いえいえ。私はなにもしてないですよ!むしろ最終回なのに出番が少なくて、あれ? って感じでしたし」

やや不満気なエイミの顔を、ジークは大きな手のひらでそっと包み込んだ。

「ジーク様?」

「エイミのおかげで、俺はものすごく欲張りになった」

「なんですか、それ」

「昔はあの子らの父親になんて、到底なれないって思ってたんだが……エイミが来てから少しずつ変わった。エイミとならお父さんとお母さんに、家族になれるんじゃないかって思うようになった」

「そ、そうなんですか」

「うん。欲しいものもずいぶんと増えた」

「たとえば?」

「そうだな。たとえば、エイミと俺の子……とか?」

ジークの言葉にエイミの顔はみるみる赤く染まっていく。

「嫌か?」

「……嫌なわけ、ないです」

消え入りそうな声で、エイミは答える。ジークは心底嬉しそうに笑った。

「よかった」

それから、ふたりの唇がゆっくりと重なった。甘い、甘い、夜の始まりを告げるキスだった。




とりあえず、完結です。

まだネタはあるので、いつか続編を書くかもですが!

読んでくださって、ありがとうございました。

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