参院選挙のニュースを見ていて、以前に科挙を科拳があったのなら 選挙 を 選拳 もある?
選挙を選拳は、さすがに古いものをOCRで読み取りミスした以外はありえないだろう。ありえない。だが、ありえた (菊地秀行風)。
三重県議会の選挙の告知です。吹き出し風の枠にいれる文字だけテキストボックスで打ち込んだ際に拳になったものと思います。下の四日市市の選挙も選拳になっています。コピペして、ちょっといじって気が付かなかったパターンでしょう。もしくは、イースターエッグとして故意に混入させたかです。
Googleの書籍検索で出てくる「科挙」を「科拳」と表示される結果の多くは、OCRの認識ミスで、実際にデータをあたると「科挙」「科擧 (挙の旧字体)」であることがほとんどです。香川県の三木町のものはデジタルデータで「選拳」になっています。もとの紙に印刷されたものがありOCRで失敗したのかもしれません。
裁判所の裁判例検索でも出てくるかな? と思っていたんですが、令和に入っての裁判例で出現していました。
「令和3(行ケ)28 選挙無効請求事件 令和4年2月2日 東京高等裁判所 棄却」のものです。同じ裁判例のpdfには「選挙」の文字も含まれていたため、どこから紛れ込んだものかは判然としません。令和の裁判例も、紙にプリントアウトしたものをOCRで読み込んだ可能性もあります。
どうせなら、フォントをユニバーサルデザイン系にしてもらえればと思います。ユニバーサルデザインのフォントなら、見落としも減るはずです。そもそも、裁判所に勤めていて視力が良いという人は少ないはずですので。 (偏見)
これは最高裁の裁判例です。フォントが明朝っぽいやつなので新しめかと思っていましたが……
年代が昭和の裁判例で古いものでも、明朝っぽいものになっていました。
河井 案里元議員の本です。
『天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話 単行本 – 2025/6/25』
選挙で公正も、書籍で校正もあかんパターンです。令和7年の書籍で「選拳」の誤字を見落とすということは、他にも誤りがあるであろうことが推測されます。
おそらく、原稿か出版された書籍をOCRにかけて失敗したものと思います。中央公論新社はテキストが表示されていませんが、検索で表示されました。「選拳」はデータとして存在しているはずです。
そうそう間違えないはずが、油断すると、選挙を選拳として世に送り出されるのだなあと、参院選の報道を見聞きして思いました。
他にも「まさかないだろう」という定型文中の定型文がおかしなことになっているものも裁判例にありました。
本件各上告を却棄する。
上告を却棄というか、棄却していますので、これも最高裁裁判例ということになります。
これも昭和の古い最高裁裁判例です。OCRで潰れた文字だったのかもしれません。潰れた一文字を消して「棄却」とするはずが、前後してしまった。
言葉としては「却棄」はあるようです。漢詩に傾倒していて見逃した可能性も微レ存。ないかな。
たぶんOCRの失敗として、逮捕を逮補がありました。
岩波書店の年表はOCRの失敗として、「引力の欠落」 上田岳弘は、手書き原稿なのかどうか分かりませんでした。昔はワープロを持っていなかったというインタビュー記事があったので、手書きではなさそうです。超現実な話らしいので、逮捕だけにTYPOというネタが脈絡なくぶち込まれている説にベットしたい。
おまけ
裁判例でタイポグリセミアを調べていましたが、 クライアント が クラアイント になっているのを発見し「これはきりがないな」という結論に至りました。知財に限らず英単語をカタカナにしたものすべてが疑わしくなります。
むしろ、ネタがほぼ無限にあると喜ぶべきでしょうか。
おまけ その2
逮捕を逮補とする原因らしきものの一つ。補選の「補」があると、見出しを 切った貼ったしているうちに逮補となったと推測します。
おまけ その3
主文が主分。これはOCR由来でしょう。明確に誤字とするのは、サンプル調査が行われていない、OCRを使用していないであろう2016年以降に限定するべきかもしれません。




