車か授業か麻雀か、カズオ・イシグロも巻き込まれた誤字ネタ
カズオ・イシグロネタになります。むしろ早川書房ネタになる勢いです。
カズオ・イシグロの最新刊「クララとお日さま」からネタを拾おうと思っていたんですが、読み通せていません。最初の方であったのが「指をさす」ネタです。
「指を指す」で間違いはないのですが、漢字が連続すると読みにくい。「指をさす」と書く。ただ、「指をさす」が複数回あるのもどうだろうとなる。
ですので、「指を差す」と書く。ただ、この場合の「指で差し」は、指でツンツンする方と見分けがつかなくなります。「指で指し」か、先に出た「指でさし」にしておいたほうが良かった箇所です。
指で指し、指で差し、指で刺し、指で挿し……
同じ表現が複数回でてくるのを避けるためかとも思いましたが
「指し示し」が横断検索で一冊中に4個でてきたので、どうも違ったようです。表記ゆれチェックツールも使ってないだろうと思います。チェックツールを使っていない場合は、他の誤字や表記ゆれもある可能性が高いので、見つけたらまたネタにしたいと思います。
今回のカズオ・イシグロネタのメインは、こちら、「体面」を「対面」と書く誤りになります。
対面……麻雀をしていて席決めで対面を維持する場合だと正しいわけですが、そんなことはないわけです。
カズオ・イシグロの翻訳でもチェックできていなかったということは、早川書房の他の本でも同じ誤字はあるだろうと検索すると、やはりいくつか出てきます。
翻訳者はみごとにバラけています。見落としやすい誤字ということでしょう。
早川書房でなく、「体面」を使う回数が多いだろうと推測できるのはハーレクインです。貴族がたくさん出てきますからね。
セレクトやスペシャル版にするときも、とくに再チェックはないようです。はたしてハーレクインの体面は保たれるのか。
竹書房でハーレクインっぽいレーベルでも、貴族はたくさんでてきます。当然、「体面」もでてきて、いくつかは「対面」になっています。
竹書房の場合は麻雀がらみの出版物が多いので、「対面」がいっぱいあるかと期待したんですが、翻訳ものと麻雀ものは編集が重なっていないのか、そんなには出てきませんでした。
学研は、武将や司令官がでてくる本が多いので、いくつか出てきました。
「興国の盾 1945」林譲治の「対面」は、相対しつづけるのに情報集めが必要という意味かもしれません。
小説家になろうから書籍化した作品でもいくつかありました。数が多いので、ひとまとめに紹介します。
対面を汚す……まさか、ぶっか (ブブー)。飛沫感染の話かもしれないので油断ができません。
ビジネス書やエッセイでも「体面」を「対面」とする間違いは出てきます。「体面」は無理に使う必要が無い言葉だと思いますので「面子」とか「名誉」あたりで書くと決めておくといいのかもしれません。
なにか、見覚えのある表紙のような……
男性向け官能系は漢字を開くさいにあるミスが少なめです。難しい漢字をそのまま使い、漢字を開く機会が少ないからと思います。その他に、人間のボディに関する誤字も少なめになるのかもしれません。
体面座位とはならないでしょうからね!
最後は、横断検索を使わせてもらって、まことにありがたいKADOKAWAです
家系、貴族、藩と、「体面」が使われやすい条件。そして、戦闘などで向き合う「対面」も同時に出てくる場合に、「体面」が「対面」になって世に送り出されていくのかもしれません。
おまけ RPGで「こんしんのいちげき!」
渾身のはずなんですが、その横に「交わす」ともあります。
懇親の一撃を交わす……酒盃をガッ! と出したのを交わすなら合っているような。ネタとしては成立しています。
「渾身の一撃を躱す」と書きたかった場合は誤字になるでしょう。
こちらも同じだと思います。
次回は、こんしんのネタのつづきと
初対面でただしい。これを誤字したパターンになると思います。
今回、予約投稿設定を間違えて、未完成のまま公開になっていました。完成している予定だったんです。ぐったり。




